保育士さんの一日の流れとは??

保育士について

保育士の仕事というのはどのようなものだと思いますか?

子どもと楽しく園庭や室内で遊ぶことだけが保育士の仕事と思われていませんか?

確かにそれが本筋ではありますが、

それに付属する仕事が数限りなく存在します。

それは大変なことから楽しいことまで様々です。

もちろん学ぶことも多いです。

では今回は保育士の仕事内容について詳しく見てみましょう。

基本的な仕事内容について

基本的には「子どもの保育」が全てです。

しかし最善の保育を提供するために沢山の仕事が保育士をまっています。

その年のクラスをスタートするうえで書類が沢山あります。

  1. 保育課程・・・保育園全体がその年に行う保育の方向性、計画を示したもの
  2. 年間保育計画・・・各クラス単位で作成するもの。クラスの保育の方向性、計画を示したもの
  3. 期案・・・各クラス単位で作成するもの

 

期とは園によってもことなりますが、

4~6月が1期目

7~8月が2期目

9~11月が3期目

12~1月が4期目

2~3月が5期目

とこんなふうに季節で区切られていることがほとんどです。

 

その時期のクラスの保育の方向性、計画を示したもの

  1. 月案・・・各クラス単位で作成するもの。月ごとのクラスの方向性、計画を示したもの
  2. 個別指導計画・・・個人単位で作成します。年齢により作成しないこともあります。その月の保育の方向性、計画を示したもの
  3. 週案・・・クラス単位で作成するもの。週ごとのクラスの方向性、計画を示したもの
  4. 日案・・・クラス単位で作成するもの。日ごとのクラスの方向性、計画を示したもの

監査では全ての書類が必要となります。これを担任は全てこなさなければなりません。

これ以外に、行事日案と呼ばれるものもあります。

実習生が来ればその記録の確認もありますね。

 

「書類」と呼ばれるものはこのほかにも多く存在します。

これは氷山の一角にすぎません。

書類が全てという訳ではありません。

クラスの子ども、一人ひとりが健やかに成長するように遊びや生活面などを通して働きかけなければなりません。

また、保護者とのかかわりの大切です。

子どものことを話したり、保護者の悩みを解決へと導くのも大切な仕事です。

 

1日の仕事の流れ

出勤

出勤したら園児の前日の様子などを日誌を見て確認します。室内の環境(安全、清潔さ、温度、湿度)を確認・整備します。

登園の受け入れ

保護者から園児を預かります。昨夜から今朝の様子、健康状態を確認します。

朝礼

クラス担任で今日の予定を確認します。子どもの様子など気になることがあれば伝えます。

朝の会

片づけを行い、体操をし、朝の会をします。朝の挨拶をして、名前を呼んで出欠を確認し、絵本を読んだり、歌を歌ったりします。

自由遊び

外などで遊びます。必要に応じて衣服の調整を行います。夏はプール遊びをすることもあります。

昼食準備・昼食

手を洗い、昼食用のテーブルでエプロンをつけます。いただきますの挨拶をして、食べます。食べ終わったら口をふき、手を洗います。

お昼寝

おむつ替えやトイレ誘導を行い、布団を敷いた部屋で眠る体制に入ります。トントンして寝かしつけます。寝入ったら、見守りながら連絡帳を記入します。休憩はこの時間中に取ります。

おやつ

お昼寝から起こし、おむつ替えやトイレ誘導を行い、服に着替えて布団を上げ、食卓に着き、食べます。

自由遊び・降園

自由遊びをします。お迎えの時間に合わせて、保護者へ今日の様子を伝え、見送ります。

延長保育

時間に応じて夕方おやつなどを用意し、食べさせます。夕方遅い時間になってきたら、落ち着けるよう室内環境を整えて絵をかいたり、ままごとをしたりして遊びます。

退勤

1日の様子を振り返って日誌に記入します。翌日への引継ぎがあれば書き残します。掃除、片づけを行って退勤します。

 

ここが大変

仕事量が多い

これだけの仕事量ですから、1人でこなそうと思えば到底時間内ではおわりません。

保育中は子どもと過ごして身体はボロボロ。

書類などの業務に追われて精神的のボロボロ。

・・・体力勝負というところがありますね。

 

子どももひとりひとり違いますから、対応もかわってきます。

この子にはすんなり通っても、この子は響かないということも多いのです。

 

保護者の対応が大変

保護者の対応も大変です。

コミュニケーションの取りづらい方がいらっしゃることも事実です。

保護者からの要望も様々ですし、伝えづらいことも話さなくてはならないこともあります。

挙げていくときりがありませんね。

 

ここが面白い

大変なことが多いように見えますが、その分やりがいもひとしおです。

 

子どもたちの成長が見られたとき

その子のためにと考えぬいて、それがピッタリはまった時に何とも言えない感動を覚えます。

できなかったことができるようになるという、子どもの成長が一番の楽しみといえます。

毎日子どもたちは同じスケジュールでも、お世話されてやっていたことが、時が経つにつれてだんだん自分でできるようになっていきます。

成長の様子や毎日の笑顔を、間近で見られる保育士の仕事は、とても楽しいですよ!

日々の成長が見られる保育士はとてもやりがいのある仕事です。

子どもたちの反応が面白い!

また子どもはこちらの行動に応じてとても面白い反応をしてくれます。

その笑顔に何度癒されたかわかりません。

 

まとめ

保育士の仕事の内容を全てお伝えできたか定かではありませんが、少しは理解していただけでしょうか?

子どもに悩まされ、子どもに癒される保育士という仕事。「子どもが好き」という人にとっては天職のような仕事かもしれませんね。

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