一般的な産休は?
産休とは、産前産後休業のことで、予定日の6週間前から、出産日の8週間後までは休めるという制度です。
育休は、育児休業のことで、子どもが1歳になるまで休むことができます。特に育休については職場によって独自に取り決めをしているところも多くあるので、園によって運用は様々です。
公務員の場合は最大で3年間育休をとることができます。
保育業界での産休は?
保育園の運営をしている以上、女性が働き続けることに理解があり、産休・育休を取って戻ってくる保育士もいますが、一方で自分の子どもは自分の手元で育てたいという方も意外に多く、妊娠・出産を機にいったん退職する人も多くいるようです。
実際に東京都の調査では、保育士の退職理由の3割は結婚・妊娠・出産だそうです。
また、正職員での保育士は勤務形態がハードで、シフト制・土日に出勤を求められる事も多く、夫や祖父母のサポートがないと続けられないというのも退職につながる要因となっているようです。
大規模な保育園では、もちろん短時間勤務などの制度を設けてサポートしているところもあります。
また公立で産休・育休制度をしっかりと使える保育士ででも、自分の子どもを預けてほかの子の面倒をみるというジレンマもあるようです。
産休の取りやすい施設、取れる施設は?
公立保育所で公務員として働く場合には、比較的産休等の取得がしやすいようです。ただし応募には年齢制限があるので注意が必要です。
また大手企業や医療法人の事業所内保育所、大手株式会社や社会福祉法人の運営する私立保育所などは、福利厚生制度が手厚く取得に積極的な傾向にあります。
逆に小さい規模の運営では、産休・育休中の補てん要員の確保が難しいため、消極的な傾向にあるようです。
求人などに応募する際には、制度がるかどうかだけでなく、実際の取得状況や、働いている人の年齢層などもチェックしてくといいかもしれませんね。