保育士試験について

保育士について

保育士になるには保育士資格が必要になりますね。

国家資格ですから、一度取得すると一生ものです。

更新の講義もテストも受ける必要はありません。

保育士を一度辞めて、ちがう職種に就職してもまた保育士に戻ることができます。

絶対お得な資格ですが、どうやって取得できるのでしょうかね?

試験を受けた人にしか内情はわからないものです。

日程やかかる費用、難易度はどうなんでしょうか?

今回はそんな保育士資格事情をまとめてみました。

どんな人に受験資格があるの?

そもそも保育士試験はどんな人が受けられるのでしょう。

次のいずれかに該当する方は、受験資格があります。

  • 学部・学科に関係なく、大学に2年以上在学かつ62単位以上修得済(卒業が見込まれる者・中退者も含む)
  • 学部・学科に関係なく、大学に1年以上2年未満在学かつ62単位以上修得済(見込まれる者も含む)
  • 学部・学科に関係なく、短大卒、またはそれと同等以上を卒業(卒業見込みを含む)
  • 外国において、学校教育における14年以上の課程を修了した人
  • 上記の受験資格に準ずる人で、都道府県知事から受験資格を認定された人

 

中卒、高卒でも受けられるの?

中学卒業者

卒業後児童福祉施設で7,200時間以上かつ5年以上児童の保護に従事していた経験があれば受験できます。

ない場合は上記を満たす学校に通うか、実務経験を積む必要があります。

高校卒業者

平成3年3月31日以前の卒業、もしくは保育科の卒業、卒業後児童福祉施設で2,880時間以上かつ2年以上児童の保護に従事していた経験があれば受験できます。

ない場合は上記を満たす学校に通うか、実務経験を積む必要があります。

 

認可外保育施設でも実務経験にカウントされるの?

実務経験は、児童福祉法に基づいて設立された認可施設での実務経験が原則2年以上必要となります。

ただし、2年働けばいいのではなく、1日6時間以上かつ1ヵ月に20日以上という条件があります。勤務先が保育士試験受験資格認定基準となっているかどうかは、勤務先または各都道府県に問い合わせて確認しておきましょう。

認可施設には、助産施設・乳児院・母子生活支援施設・保育所・児童厚生施設・児童養護施設・障害児入所施設・児童発達支援センター・情緒障害児短期治療施設・児童自立支援施設・児童家庭支援センターなどがあります。

なお、以前は無認可保育所での実務経験は認められていませんでしたが、平成24年4月から保育士試験受験資格認定基準となりました。

ただし、「都道府県等に届出を行い、都道府県等の定める認可外保育施設の指導監督基準による指導監督対象となっている認可外保育施設」となっていることが条件なので、無認可保育所で実務経験を積む場合も、対象施設となっているかどうかきちんと確認しましょう。

 

願書の請求方法

インターネットで請求ができます。下記のページから手順を見て手続きしてみてください。

ここから確認出来ます。

ちなみに、「平成28年保育士試験受験の手引き」の場合は下記のような期間に請求が可能でした。

請求期間: 平成27年12月24日(木)10時 ~ 平成28年1月26日(火)23時59分まで

なお、平成28年1月27日(水)以降は郵送で請求を受け付けていたようです。

その後、手引きの発送は、平成28年1月6日(水)より順次行われたようです。

なお、ユーザーサポートが終了したWindows及びMacintoshには対応していないようです。

また、請求の受付開始と終了間際はアクセスが集中してつながりにくい場合があります。

余裕をもって請求してくださいね。また2部以上請求される方は郵送にて請求しなければならないとのことです。

 

受験科目の一部免除

幼稚園教諭免許(1種・2種)がある場合、申し込み時に『幼稚園教諭免許状』または『教育職員免許状授与証明書』のコピーをだすことで、免除される科目があります。

筆記試験科目の『教育原理』『保育の心理学』、二次試験の『実技試験』がその対象です。

保育士試験の申請に必要な物は、写真を添付した受験申請書・受験資格を証明できる書類・手数料になります。

 

試験の日程について

試験は各都道府県で年に1度(筆記試験と実技試験)があります。

試験日は全国で統一されています。

また、どちらも合格ラインが6割以上です。

 

平成28年試験日程は下記の通りでした。

筆記試験:平成28年4月23日(土)、4月24日(日)

実技試験:平成28年7月3日(日)

※ 自然災害等により試験日を延期することがあるそうです。

 

また、平成28年保育士試験では、国家戦略特別区域法に基づき実施される地域限定保育士試験に加え、通常の保育士試験についても実施します。

この試験は、平成28年に全国で行われる4月の筆記試験、7月の実技試験(以下、前期実施分という)に加えて、2回目の試験(以下、後期実施分という)として実施します。

 

試験日程(後期実施分、地域限定共通)

筆記試験:平成28年10月22日(土)、10月23日(日)

実技試験:平成28年12月11日(日)

※自然災害等により試験が中止となった場合、再試験は行わないそうです。

 

保育士試験実施自治体

保育士試験(後期実施分)

北海道、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、 埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、 岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

 

地域限定保育士試験

仙台市(※)、大阪府

※3年間は仙台市でのみ保育士として働くことができます。詳しくは仙台市にお問い合わせください。 

 

かかる費用はいくらか

受験手数料と手引書の郵送料込で12,950(受験手数料12,700円+受験申請の手引き郵送料250円)となっています。

幼稚園教諭免許所有者で筆記試験が全て免除の方は、手数料が2,650円(受験の手引き郵送料250円込)となります。

持っている資格によって金額も変動があるようですね。

自分がどんな資格があるか確認し、間違えないように申請しましょう。

保育士試験の難易度について

試験の難易度はどんなものでしょうか?

保育士資格試験の全科目の合格率は、「例年20%前後」ほどとなっています。

簡単に合格できる試験ではないことがこの数字からしても見てとれますね。

科目数も多く、難易度は高めです。また、試験の科目によってはかなり細かい部分まで問われます。

 

しかし、がっくり肩を落とさないでください。

合格した科目は3年間有効ですので、一度失敗してもチャレンジできます。

 

詳しい合格率をみてみましょう。

(引用元)保育士試験の日程や詳細は?合格率や出題範囲まで徹底解説

 

受験者は年々増加傾向にあります。

保育士資格の注目も高まっているということですね。

それに伴って合格率も上昇してきています。

 

まとめ

申請方法などはご理解いただけましたか?

申請すると詳しい書類が送られてきますのでしっかり確認して手続きしてくださいね。

10~20%の合格率ということで、簡単に合格できない資格ではありますが、取っていて邪魔になることはありません。

保育士をしなくても、子育てのときにとても役にたちますよ。

ぜひ目指してみてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました