保育士の給料が安い理由 とは?上げる方法あるの?

保育士について

「保育士の仕事は誰でも出来る」と思っている人が案外多くいます。

とんでもない! 子供たち一人一人個性にあった保育が必要だし、連絡帳を書いたり行事の準備をしたり仕事なんて限りなくあって残業も多い。

だから誰にも負けない、立派な仕事であると思っています。

しかし、給料はどうでしょう。 インターネットやテレビ、新聞などでは、保育士の給料が安いといったニュースをよく耳にします。

保育士の友人達からも給料に対して不満をよく聞きます。

自分も勤務中はもっと高くてもいいじゃないかと思った時もありました。 ではどうしてこのような声が多くあるでしょうか?

低いな、と感じた時。

私の初めての職場はデパートの託児施設。

その時の時給は、看護師が1000円、保育士が850円、育児経験者は800円でした。シフト制で1週間に3、4日、1日8時間の勤務。

託児施設だと、利用する子供たちが少ない時は壁紙の貼り絵を作ったり、おもちゃんメンテナンスなど子供を迎える準備をしています。

子供が多く、大きな子と乳児がいる時はどっちも目が離せずバッタバタでした。

最大定員数の10人の子供達がいたら終わる時にはヘトヘトでした。 保育の現場で同じ仕事をしているのに、資格によって給料が違うことにちょっと疑問を感じてきました。

計算すると1日で約1000円の差がついてしまいます。

それぞれ資格を取る為に時間も労力も費やしてきたら当然といえば当然ですが、保育の職場でそうなるのはちょっと変だなと、思ってしまいます。

昇給もさみしいもんでした。10年働いて、やっと10円アップ。

昇給無いよりはいいよねー、ってみんなで話しましたね。

何年も働くと利用してくれる子供や保護者さんの情報もたくさん積み重なって、望まれた仕事以上の仕事をしていたと思っていますが、なかなか給料に反映されない。

仕事も体力勝負だし、時給850円なら他の仕事探そうと思って、探して今は事務職やっています。

低いと感じた時は給料に対して仕事がきついなと感じた時です。

ただ遊んでいればいいだけでなく体調を心配したり、食事中も神経を使いますし。昇給もほとんどないに等しいとやる気も 無くなりました。

 

保育士の活躍の場はほとんど保育園です。

保育士不足から待機児童の存在がクローズアップされています。

私のように潜在保育士はたくさんいるのになぜ保育士として働かないのか?

同じ給料ならもっと楽に稼げて、昇給もあって残業もない方がいいと思う人もいるでしょう。

厚生労働省統計情報部(平成25年)の資料によると、保育所保育士の給料は約22万。

次の表にあるように保育士の平均賃金は幼稚園などと比較すると安い金額であることがわかります。

全職種と比較すると平均年齢が8歳ほど差がありますので、同じ条件とはいえないと思いますが幼稚園教論や看護師と比較すると安いですね。

負けてます…。

 

保育士の平均賃金等について

(※) きまって支給する現金給与額・・・労働協約又は就業規則などにあらかじめ定められている支給条件、算定方法によって6月分として支給される現金給与額のこと。

手取額でなく、税込み額である。

現金給与額には、基本給、職務手当、精皆勤手当、家族手当が含まれるほか、時間外勤務、休日出動等超過労働給与も含まれる。

(参 考)短時間労働者の賃金(1時間当たり)   (資料出所)平成26年賃金構造基本統計調査

 

保育士の給料とは?

保育所は認可保育(公立認可保育園と私立認可保育園)と認可外保育があります。

公立の保育所は地方公務員なので地方自治体が決める給料になります。

私立の保育所は社会福祉法人や民間企業が経営しているので、保育所によって給料は変わります。

これらの保育所は主に「国からの補助金」「都道府県からの補助金」「保護者からの保育料」の3つが財源となっています。

これらを、国が定める「公定価格」という金額があって、その中から諸経費を引いて、保育士へ給料が支払われます。

税金が使用されているのがわかりますね。

なのでこれらの収入が増えないと保育士の給料は上がらないのです。

また、認可外保育は、補助金を受け取らないで自力で経営しているので、運営費を主に保育料から 保育士へ給料が支払われます。

経営者によって保育士給料が決定されますね。

 

保育士及び全業種の年収の比較

厚生労働省の「平成26年賃金構造基本統計調査」で保育士及び全業種の年収(都道府県別)のグラフをみると全業種比べると、どの都道府県も保育士は低くなっています。

このようなデータを見てしまうと保育士の給料は低いと実感してしまいますね。

保育という業務は、子供たちに人気の職業であり、とてもやりがいのある仕事だと思います。

また、自分の体力が続く限り続けられる職業でもあります。ですが、見ためよりも忙しくて残業も多いのが現実なのにこのような給料が安いとなるとやる気も下がってしまいます。

では、お給料アップに向けてどのような対策が考えられるでしょう?

 

保育士の給料が上がる対策って?

保育料をアップする。

なぜ保護者が保育所に子供を預けるのかを考えればこれは難しいことだと思います。

 

国や地方自治体の補助金をアップする

予算を保育に当ててくれるのを気長に待つか自分が政治家になって改革する?

 

保育士を減らす。

これは保育士一人あたりの児童数が定められてるのでこれ難しいです。

 

経費削減。

一般企業でもよく聞く言葉ですね。
保育所はいろんな基準を満たす必要があるので むやみやたらに削減は難しい。

なかなか現実にあるのは無さそうですが、昨年、国から具体的な動きも出てきました。
でも給料の安さが改善されたとう声はまだ届いてないようです。

それはこんな案がです。

厚生労働省は、平成27年4月から始まっている子ども・子育て支援新制度において、平成29年度末までに約40万人分の保育の受け皿を確保するため、民間保育所で働く保育士の給料を平均5%改善すると発表しています。
さらに、キャリアアップとして主任になる前の段階に「副主任保育士」と「専門リーダー」職を設け、この人たちを対象に月額4万円、「職務分野別リーダー」職には4,000円の処遇改善を行います。

 

まとめ

保育士の給料の安さは、行政の比較データや自分の実感としても感じられます。

安いというのは価格のそのものではなく、働く対価としては安いなという実感です。

保育は病院の業務には及びませんが命を預かる現場と思います。

それだけプレッシャーもあって責任もあります。ゆとりのある生活をしてコンディションを整えて働ければもっと充実した保育ができるし、多くの人が長く続けられると思っています。

そのためには、いろんな財源が保育士にしっかり還元できるシステムを考え直さないといけないなと思います。

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