2歳児の特徴
2歳児では「運動能力の発達」「言葉の発達」「自己主張が強くなること」が発達の中で主になってきます。
これを伸ばせる保育と支援を心がけていきましょう。
運動能力の発達を促す
体を思いっきり使って走りまわれる環境を作りましょう。
体力もついてきているので、精神的に安定させるためにも体を使うことはとても需要です。あらかじめ周囲に危険がないか十分に確認しておきましょう。
積極的な言葉かけをする
言葉が発達する時期ですから、日常生活の中でもさまざまな言葉を使って話しましょう。
記憶力が発達するので、不適切な言葉を無意識に使ってしまうことは意識して避けるようにしたいものですね。
欲求を認める
自分でなんでもやりたがる時は、出来る範囲で自分でさせましょう。補助をするときもさりげなく、できたときは喜びを分かち合い、共感しましょう。自信になってさらに意欲が増します。
またいやという感情がでてかんしゃくを起こした際などには、「〇〇したかったんだね」など子どもがうまく表現できずにいる気持ちを代弁しましょう。
言葉が伝わらない子どもたちへの接し方
言葉にはならないながらも、子どもたちの状況や情報の理解は進んでいることが分かってくる時期です。
一語文や二語文ででも、本人が発した言葉を受け止め、それに対して気持ちへの共感や思いを言葉にして代弁してあげることが大事ですね。
それを聞いて子どもたちも覚え、言葉もすこしずづ増えてきます。2語文からさらに3語文以上の多語文へ、あるいは助詞も使えるようになっていきます。
毎日の生活の中の対話を大切にしたいものです。
気をつけるべきこと
魔の二歳児と言われるように、第一反抗期と呼ばれる時期にもあたり、なんでも「イヤ!」「自分でやる!」と主張したり、上手くいかずにかんしゃくを起こす様子も見られるようになるこの時期。
大人が余裕を持って上記のような発達を知り、見守りながら対応できるようにすることが大事ですね。