保育所ってどんなところか?

保育士について

一口に保育所と言ってもどんなところか知っていますか?

そもそもどんな目的でその施設ができたのでしょう。

意外としらない保育所の基本的な情報をお伝えしましょう。

どんな施設?

保育所は、保護者が共働や病気などの何らかの理由により家庭内で十分な保育ができない場合、家庭に替わって子どもを預り、保育することを目的とする施設です。

なお、保育所に入ってくるのは、0歳~小学校就学前までの子どもです。

 

保育所は児童福祉法によって位置付けられた「児童福祉施設」です。

子どもが健康に育ち、適切な保育園運営がなされるように、保育園の設置や運営に関しての必要な基準が定められています。

 

また、保育所は子どもの保育のみをするところではありません。

保護者を育てることも大切な役割です。簡単なものから深刻なものまで様々です。

他には地域の子育て支援も行ったりしますね。

 

何をもとに保育を行なっているの?

児童福祉施設最低基準や保育所保育指針というものを基準に保育しています。

これらのなかには保育のねらいや内容が月齢ごとに詳しく書かれていて、年齢や子どもの個人差なども考慮された保育がされています。

保育の基礎となる「5領域」もしっかりと記載され、保育の計画を立てるときの手本となります。

健康や安全面なども記載されています。

そのほか、地域のことや虐待への対応など細かなことも記載されています。

さらに、保育所ごとの保育理念に沿って、クラスごとに年間指導案、月案、週案、日案を保育士が作成して保育を行うのが一般的です。

 

どんなサービスがあるの?

保育所のサービスは多岐にわたります。

 

延長保育事業

保育所の開所時間の前後の時間において、30分以上延長して保育を行う事業です。

夜間保育事業

保護者の就労形態の都合等により、夜間に保育が必要な児童に対し、22時まで保育所を開所し、保育を行う事業です。

休日保育事業

保護者の就労形態の都合等により、日曜日や祝日等に保育が必要な児童に対し、保育所を開所して保育を行う事業です。

病児・病後児保育事業

病児保育は、病気の回復期に至っておらず集団保育が困難な児童で、保護者の都合で家庭での保育が困難な児童を、保育所や病院等に付設された専用スペースで一時的に預かる事業です。

病後児保育は、病気の回復期であるが集団保育が困難な児童で、保護者の都合で家庭での保育が困難な児童を、保育所や病院等に付設された専用スペースで一時的に預かる事業です。

一時預かり事業

登録者が事前に日にちと時間を指定し、その時間保育園でお子さんを一時的に預かる事業です。

保育所を利用していない家庭において、急病や育児疲れなどの肉体的・心理的負担を軽減するのが目的です。

その他、地域に対するサービス

地域へのサービスも充実しています。

月に一度地域の保育サービスとして保育園内で催サークルのようなものを開催したりします。

地域のつながりのほか、その時に参加した保護者の方の相談に乗ったりもします。

園庭解放などもその一つですね。

学童保育をしている保育園もあります。

これは小学校低学年の子のための放課後児童クラブです。

 

認可、無認可施設の違いは何?

最近、無認可保育園というワードも聞くようになりました。

ではこの2つの違いをみていきましょう。

 

認可保育園

国が定めた児童福祉法に基づき、都道府県又は政令指定市又は中核市が設置を認可した施設のことです。

認可に際しては、児童福祉施設最低基準に適合している事の他に保育所の設置認可の指針を満たす必要があります。

施設の広さ、職員数、設備などが認可の条件です。

また、保護者が共働きや病気により家庭で保育できない子どもの保育を目的としています。

 

保育料は保護者の給料から算出されるので公立の保育園と同じ形態です。

国からの補助が受けられるので各家庭で保育料が違っていても同じように保育することが可能です。

また、保育時間は保護者の労働時間+通勤時間です。

なお、入園にあたっては労働時間などの条件があります。

 

無認可の保育園

国が定めた児童福祉法に基づく認可を受けていない保育施設は、「認可外保育施設」または「認可外保育所」と呼ばれています。

無認可保育所と呼ばれることもあります。

 

特徴としては、認可保育園と比べるといろいろな点でほぼ制限がないことです。

入園条件は特にありません。

保育料が払えれば両親が共働きでなくても家庭で保育が可能だとしても入園することができます。

また、預けられる時間も自由ですし、認可保育園より開園時間が比較的長いといえます。

 

ただし、保育料が大きく違います。

認可は両親の収入から算出されますが、無認可は保育園が自由に設定できるので低いところから高いところまで様々です。

 

まとめ

保育所について少し理解していただけたでしょうか?

難しい法律の名前などがあげられましたが、どの内容も子どもが健全の育つ上で必要なことの記載です。

少し開いてみると「なるほどな」と思えるとおもいますよ。

タイトルとURLをコピーしました