年齢別の特徴と、どんな保育が必要か
3歳児 園児20人につき保育士1人必要
生活面ではおむつが取れていない子もいます。一人でできることが日を追うごとに増えていくところが保育者としてやりがいを感じる一つかもしれません。
手洗いうがいなどもずっと遊んでいるようなこともよくあるので、目は離さないように心がけることが大切です。はみがきなども一人である程度できますが仕上げなどは保育者が援助します。また、月齢差がまだ顕著な時期です。
遊びは一人遊びが目立ちますが、保育者が援助することで鬼ごっこなどの簡単なルールの遊びならできるようになります。この頃から先生の手伝いなどしたいという気持ちを持つ子どもも見られ、誰かを呼びに言って連れてくことができたりと言葉を上手に使うことができてきます。
4歳児 園児30人につき保育士1人必要
生活面ではたいていできる子が多くなり活発になっていきます。保育者がいなくても子ども同士で活動することもできるようになります。お遊戯などもだいぶ上手になり、セリフを覚えて行う劇などもできるようになります。お手伝いも簡単なお手伝いはもちろん、先生がいなくても決められた仕事を一人で行ったり、お友達と協力して子どもだけ行うこともできるようになってきます。
5歳児 園児30人につき保育士1人必要
身の回りの生活習慣(食事、着替え、排泄など)に関して一通りのことができるようになります。何でも自分でやってみようと気持ちが生まれます。お手伝いなどを積極的に参加したり、いろいろなものに興味や関心をもったり、会話も大人並みに感じることも増えてきます。遊びも活発になり、体力もつきます。ルールが必要なドッチボールやリレーなども理解してできるようになります。お泊まり保育などを行うことも年長児になってから行うことが多いです。
気をつけるべきこと
3~5歳でも、子どもによって発達は個別に違うもの。どうしても集団での保育になってしまいがちですが、できるだけ一人一人の子に寄り添い、適切な支援ができるようにしていきたいですね。