『臨時保育士』の給料や他でのメリットやデメリットは?

保育士について

保育士としての働き方には様々な形態がありますが、臨時保育士はその中の一つです。

正規保育士さんとは別に期間限定等で採用されて保育業務に携わっていきます。

県や市の広報誌によく募集が掲載されていて、大体1つの保育園や施設で1名の募集が多いです。

まだまだ女性中心の職場なので産休・育休でお休みされる保育士さんの為に募集するケースが多いようです。

 

時給は千円くらいがメジャーでしょうか。まあまあいい方の時給かなと思います。 私は以前友人に自分たちの子供が通う市立保育園で臨時保育士の採用があるから応募することを勧められました。

そのちょっと後に新聞広告の中にB5でピンクの洋紙に書かれた募集要項が入ってて、このことを言っているのかとわかりました。業務内容というのが、朝 7時から9時と16時から18時の1日4時間の募集です。

朝と夕方のお子様たちの受け入れと送り出しの一気に忙しくなる時間帯に臨時の保育士を雇ってスムーズな受け入れをしたいということです。

これはフルタイムではくパートタイムのお仕事でした。この保育園はなかなか良いアイディアを出してきたと思いました。受け入れの時は保育士が多いほどゆっくり保護者様と前日の夜や当日の朝のお子様の様子が聞けるし、送り出しの時には保護者様へその日の様子をお伝えすることはできます。

 

また保育士たちの時間の余裕ができると知らない人が迎えに来るなど変化があっても慌てることなく対応できそうです。

またおしゃべり好きな保護者様とは世間話ものんびりできますね。

保育園としてはフルタイムとして雇う余裕はないけど忙しい時間帯には人が欲しい。大々的に募集をかけるより、保護者様にそれとなく伝えて知り合いを紹介してもらう。

そうすれば初めから素性がある程度わかる人だから安心も出来きる。保護者様も知り合いが保育園にいるとなると何かと都合がいいですね。

 

また新聞に広告を出せば購読している地域だとその近所の人しか広告を見ないから支給する交通費もそんなにかからない。

働く側は普段の生活や家事に負担のかかる時間帯をさけて仕事ができるのでちょっとしたお小遣い稼ぎが出来ますね。 結局自分はそのお話を断りました。ちょうどその時期はデパートの託児所のパートをしていたのでまずは勤務時間が合いませんでした。

友人はその仕事を辞めて保育園のその仕事をやって欲しいみたいでしたが、それでは私の収入が落ちてしまうので辞めました。

その時保育園の時給は750円、託児所は7時間勤務で時給900円でした。

臨時保育士のデメリット

まずは収入や雇用がしっかり安定しないことでしょう。

一つの保育園でずっと勤務するとお子様の成長をじっくりと見届けることもできますし、そのことは保育をするにあたって貴重な経験となるでしょう。

自分の子でなくてもお子様の成長を見るのはとても感慨深いものがありますよ。

 

1年間ではそのような経験はできなくなります。担任を持たされる場合もあるかも知れませんが、大抵は担任の補助作業が主な業務となります。とはいっても連絡ノートの記入、給食のアレルギーのチェック、持ち物確認、保護者様との細かいやりとりなどたっぷりと通常業務をやらなくてはいけない場合もあります。

任されなくても自分自信が慣れてくると自分でやってしまった方が早く業務が終わるのでその辺りが曖昧になって結局やることが多くなってしまう。

 

どこの職場でもそうですが同じ業務なのに雇用形態が違うと給料や待遇が違います、そこは割り切って考える気持ちが必要です。これは頭でわかっていても体感として納得を感じないのでメンタル丈夫でないと厳しいです。

でも捉え方によっては責任がないので楽といえば楽なポジションとなるでしょう。

 

1年後契約が切れてすぐに別の保育園で再就職が決まる保証もないのが臨時保育のデメリットの一つ。

勤務しながら再就職先を探すのは案外困難なので定職希望の人で取り敢えず臨時で、という選択してしまうと定職につきにくくなるかも知れません。

 

臨時保育士のメリット

収入や雇用がはっきりしない分、自由に職場を選べるというメリットがあります。

どんな職業でも通勤時間、通勤方法そして職場の雰囲気は重大です。やってみて自分に合わないなと思えば、さっさと諦めて次の職場を探せば良いと思うのです。

いろんな保育園で勤務できるメリットは、言い方が良くないですがお子様の「サンプル」が増えることです。10人いれば10人分の成長や個性があって保育に携わるなら、より多いお子様との出会いは自分の経験値を上げることに繋がります。

保育士さんにもいろんなカラーがありまします。そつなくこなす人、めっぽう元気な人、仕事と割り切る人、怖い人。本当に、本当に保育士さんも十人十色です。

保育士同士で泣き叫ぶ子のあやし方、新しい遊び、最新離乳食など情報交換は必須です。

 

そうなると保育士さんの「サンプル」も一人でも多い方が自分にとってメリットとなるのです。保育施設もそれぞれ個性があって、これは園長先生の個性が光るのでしょうか?

お部屋の飾り付けや1日のプログラム、給食、お弁当、地域との関わり方、運動会や遠足といったイベントも保育所はそれぞれ個性がありますので、そういったこともたくさんの保育所で勤務することは自分にとってメリットとなるでしょう。

大抵の臨時保育園は1年で勤務が終わるので、1年間貯金してまた別のお仕事をするなり旅行に行くなり自由が訊きます。フリーランスの保育士です。もし本業で別のお仕事されていて、臨時保育士がフルタイムでの勤務ではない場合は、副業としての選択もいいですね。

 

子供たちからは日々学ぶことばかりなのでお給料も刺激も増えて一石二鳥になるでしょう。保育士資格を取得したばかりで自分は本当に保育士向いているか迷っている人の場合にはそれを見極める1年間になると思います。実践を積むことはとても大切です。

また年齢にもよりますが、家庭に介護者がいる場合、施設から自宅からいつ何時呼び出しの連絡があるかわかりません。小さなお子様がいるお家でも事情は同じでしょう。 何かあった時にスパッと仕事を辞めなきゃいけない人にとっては臨時保育士という雇用は便利な方法かも知れません。

1年ごとにどう生計を立てるか予定が組めます。産休明けで本格的に保育士として復職したい人にも臨時採用は都合がよい選択肢かもしれません。 お子様や保護者様にとっては正規保育士も臨時保育士も同じなので、仕事に対してはしっかりと責任をもって取り組むことはメリットデメリット関係なく大切な心構えとなると思います。

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