保育士や幼稚園教諭から転職を考えた時、また保育園や幼稚園に勤めるのに勇気がいることもありますよね。
結婚、出産をして時間に融通を効かせるのに別の仕事がしたいな…ということもあるでしょう。
でもせっかくなら、資格や、知識を活かせる方がよいですよね?
ここでは、保育園、幼稚園以外の就職場所をみてみましょう。
保育士資格が活かせる職業
①障害のある子どもたちの療育の支援をする仕事
*盲時施設ろうあ時施設(対象年齢:3〜20歳) *肢体不自由児施設
*自閉症児施設(対象年齢:12歳以下) *重症心身障害児施設
*知的障害者通所施設(対象年齢:18歳以下)
*放課後等デイサービス(対象年齢:6〜18歳)
各施設により障害の特徴が変わって来ますが、 保育園よりも一人一人に丁寧に関わりを持つことができるでしょう。
②配慮を必要とする子どもや家庭を支援する仕事
*乳児院(対象年齢:2歳未満) *児童養護施設(対象年齢:1〜18歳)
*母子生活支援施設
*ファミリーサポートセンター
保育というよりも支援という形で子どもや家庭と関わることができます。
これらは福祉施設のため保育士資格が必要になります。
幼稚園教諭免許、保育士資格どちらも活かせる仕事
①ベビーシッター
ベビーシッターは、幼稚園教諭免許のみでも登録可能で、時間に融通がききやすいです。
基本的には個人宅に訪問し、保育します。 病児保育のニーズも高まっています。
②医療保育
入院しているお子さんの遊びを提供します。
③託児所、一時保育
支援センター、商業施設や、イベントなどの一時的に預かるサービスのある施設の託児所も増えて来ています。
④学童クラブ
両親が仕事で放課後、家にいないという子どもたちの保育をする場です。
現状、教育に関する資格を持っていれば働くことができます。
⑤児童館
公立でしたら、公務員として試験を受ける必要がありますが、最近は業務委託している児童館も多く、その企業で募集していれば働くことができます。
小学生が利用するイメージですが、乳児サークルをやっているところも多いので、乳幼児との関わりもあります。
保育の知識を活かせる仕事
資格ではなく保育の勉強、経験をしたからこそ活かせる知識もありますよね!
知識があることで有利になる一般企業も紹介します。
①子ども服販売
子どもの発達や動きをしっているからこそ、 お客様に適切な提案をすることができます。
②子ども用品メーカー
おもちゃや絵本を製作販売するメーカーということもできますが、保育以外のスキルが求められる職です。
③写真館
今は子どもの写真を残す方も多いですよね。
子どもの写真を撮るのに気をひく技は、保育の勉強をした人ならではでしょう。
④テーマパークのスタッフ
大人も子ども対応しなければなりませんが、子どもと関わる機会が多くあります。
⑤幼児教室のインストラクター
英語や、スイミング、絵画、工作など、習い事の先生として働くことも可能です。
自分の特技も活かすことができます。
これらは保育知識以外のスキルも上げなければ難しい仕事も多くあります。
学童クラブで保育経験が活きている話
現在私は学童クラブの職員です。 なので、学童クラブの仕事について少し紹介していきます。
保育士、幼稚園教諭免許ともに持っており、幼稚園教諭経験もあったのですぐに常勤として採用していただけました。
常勤の数よりも非常勤の数が多く、非常勤の方は割とシニアの方が多い傾向があります。
主に子どもが利用するのは放課後ですから、非常勤の場合は午後から勤務になります。
常勤は朝から電話対応と、事務処理のため出勤します。
事務ではお便り作成や、区に提出する資料の打ち込み、会計なんかも自分たちでやりくりします。
パソコン作業が多いのでアナログだったら幼稚園教諭としては苦戦しました(笑)
おやつの買い出しもあり、時には手作りもします。
子どもたちが帰って来てからは、遊びを見守るだけというわけにはいきません。
出欠確認、帰宅時間の管理、連絡帳記入、おやつ準備、おやつ提供、片付け、トラブルの仲裁、時には宿題を一緒に考えたり、保護者対応もします。
これらの仕事は数名で分担し協力して行うので幼稚園教諭の1人担任よりは負担が軽く感じます。
壁面や誕生表、誕生カードを作るので、幼稚園教諭時代の経験やアイディアが活きてきます。
工作する時も、幼稚園教時代の知識を使って教えてあげたりしています。 お誕生会の司会や帰りの会など子どもたちの前に立って話をする機会も多いです。
保護者対応も経験があると話し方や、言葉の選び方も意識できます。 学童の行事も経験や知識でアイディアを出したりしてより良いものになるように提案しています。
このように一見、違う業種に転職したようにみえますが、幼稚園教諭時代に培ったものを活かせる場所になっています。
まとめ
保育園や幼稚園だけが、子どもに関わる仕事ではありません!
いろんな角度から子どもたちと関わることで自分自身も成長できるのです。
今勤めている園をやめたいなと思った時、これらの選択肢も視野に入れて見てくださいね!