40代になり、結婚して退職した後子育ても落ち着いたし…働きたいと思う人もいるかもしれません。
以前保育士をしていた人もやっぱり保育の仕事がしたい。
保育の仕事をしていなかったが、子育てを生かす仕事がしたい。と思うこともあるでしょう。
一般求人を見てみると、40代での求人はガクンと数が減ります。
しかし、保育業界のニーズは高まる一方。
保育での求人は年齢を問わず募集していることが多いです。
また、経験不問、アルバイトであれば資格不要のところもありますね。最近は時短勤務も増えてきて、時間の融通が利きやすくなってきています。
更に、小規模園や、新規開園の保育園は新人をゆっくりと教育する時間がないため、経験者を必要としていることが多いのです。
これらの理由から40代での保育士への転職、復職は可能だと言えます!新人でもチャンスがありますね!
保育士の経験あり、復職したい場合は?
20代の頃保育士をしていた場合、採用側としても、経験者はありがたいもの。
ブランクが短ければ短いほど有利です。
ブランクが長いと、新人扱いされ給料などの考慮が変わってきます。
★アピールポイント①
担当していた年齢、経験年数をアピールしましょう!
長く勤めていればいるほど、優遇されやすいです。
20代のころは元気と明るさが求められますが、40代になるとやはり過去の経験が重視されます。
★アピールポイント②
20代新卒の頃との大きな違いがあります。
それは“子育て経験”です。
保育とは違う観点で子どもを見ていると違ったものが身についているでしょう。
また当時にはわからなかった保護者としての気持ちにも気づくことができることもアピールできます。
実際のところ、若い保育士は不安という保護者もいるのは事実です。
保育士経験なし、転職したい場合は?
資格は持っているけれど…保育士としては働かず、一般企業で働いていたという人も結構います。
未経験でも、保育士という資格を持っていることは有利です。
★アピールポイント
子育て経験と人生の経験をアピールしましょう!
保育士の資格はないけど、働きたい。今から取るのは大変?
今は資格なしでも保育補助として働くことは可能な所も増えてきてきます。
でもやはり資格を持っている方が賃金的な優遇もありますし、正社員として働きたいと思う場合は資格は必須ですね。
保育士資格は国家資格。
一度取れば一生ものです。
保育士養成課程の学校を卒業するか、独学でも試験を受け合格すれば取得ができます。
どちらにも年齢制限はありません。
40代で取得となると、多くの方は通信講座や、資格取得のための講座を受けることが多いかもしれません。
そのような場合は資格取得講座受講料補助という制度があるため、講座の1/2分のお金が補助されます。
試験のための対策講座を受講し、試験に合格した後就職する保育園が決まると給付されます。
またハローワークでも職業訓練として保育士養成講座があり、二年間テキストの負担のみで勉強することができます。
1年に一度の募集ですので興味がある方はまめにチェックをお勧めします。
ちなみに保育士試験は年に2回のチャンスがあります。
合格した科目は、三年以内なら免除され不合格の科目のみ受験することができます。
とはいえそんなに気軽に取れるというわけではありません。
平均合格率は、平成25年で17.4パーセント、26年19.3パーセント、26年22.3パーセントと、平均10〜20パーセント。
年々少しずつ合格率が上がってきてはいますので、少しハードルが下がってきているかもしれません。
本人の努力次第で。取得可能だと言えます!
40代で新人保育士になる上で気をつけたいこと
どんな世界でも同じですが、特に保育士は若い人が多いため、必然的に年下が先輩保育士になり得ます。
例え年下でも敬意を払うことを忘れないようにしましょう。
年下側もどう教えて良いか迷っているかもしれません。
失礼なこともいうかもしれません。
ある程度な寛大な心は必要です。
人間関係を円滑にできるかというのは求められてくるでしょう。
年下に教えてもらうことに抵抗がある人には向いていないかもしれません。
また体力が必要です。
どうしても若い頃より劣っているのは確実。
乳児でも外にも出ますし、抱っこやおんぶが多く、専業主婦が長い方にはいきなりはキツイかもしれませんね。
就活の際も体力があるアピールはしておきましょう。
感染症も移りやすくなります。体力に自信があるとまでは言わなくても、健康であることはアピールしておきましょう。
腰痛持ちや、肩こりがひどい人は難しいかもしれません。
普段から運動やストレッチをしてみましょう。
正社員にこだわりすぎないようにしましょう。
パートや、契約社員でも、臨時採用職員でも、チャンスをもらえたならば働きたいというスタンスが重要です。
新卒採用よりは高い給料でのスタートであることが多いため、保育園側は慎重になることが想定され不利になることがあり得るからです。
また、将来性を見据えましょう。
40代で働くとなるとできるだけ長く働くが理想ですよね。
採用してくれるなら、どこでもいい!というのはやめましょう。
また転職となると、自分自信の年齢がまた上がり更に厳しい転職活動になってしまいます。
自分に合うところ、将来性のある保育施設を探した方が良いのです。
何歳でも保育士は目指せる
保育士という仕事は、何歳からでも目指すことができます。
40代で新人保育士というのも不安があるかもしれません。
子育てを生かせる仕事はなかなかありませんよ。自分の経験が人のためになるなんてとても素敵なことです。
40代だからこその強みは自信を持ってください。
保育士の需要は高まるばかり。
やりがいと達成感を感じながら若い子達と乗り越えていける保育士になってほしいです!