保育士が受ける研修の内容とは?気になるこの内容を見てみます!

保育士

企業研修っていう言葉をみなさん聞いたことあると思います。新人研修、スキルアップ研修、マネージャー研修・・・・など様々な研修が企業の内外で企画・実施され職務に活かされています。

 

保育の現場にもそのような研修があって、保育士のスキルアップの向上を目指して実施されています。 研修というと硬く聞こえますが、勉強会や講習会、報告会、ミーティング、会議といった言葉でもいいかもしれませんね。

 

いったいどんな研修があって、保育士たちは何を学び、そして学んできたことを保育園ではどんな成果を上げているのかみていきましょう。

研修にはいろんな目的・内容・対象者があります。

保育の現場では、日々小さな問題から大きな問題まで様々なことが起こります。

それらを解決し改善すべき課題とし、対応を学ぶための研修。 新人保育士や中堅保育士、園長、主任保育士などが保育実技のスキルアップのために行われる研修。

保育業界全体の状況や今後の方向性を考るなどする研究していく研修。

保育の現場の向上と保育士のキャリアアップのための研修。

保育士の資質や能力アップ、保護者とのコミュニケーションアップをテーマにした研修。

 

保育の現場を取り巻く環境や時代によって、考える課題も変化していきます。

保育の現場の声に基づいた研修を企画・実施することで人材の育成、保育士の働きやすい環境が整い、それが子供たちの健やかな成長、保護者への手助けにも繋がることでしょう。

 

研修はどこで行われるの?

保育園内の研修

主に、保育園内では保育士同士が共通の意識を持つように行われる研修、新人保育士に向けた研修などが行われます。

内容は園によって異なりそれぞれ個性が出てきます。

 

・園内で生じた子供の怪我、事故などの対応の流れ、クラスに気になる子供がいた場合どのような配慮したらいいか、地震や台風など保護者との連絡の方法など研修を通じて保育園の意思統一を目指す。

・園への不審者対策など、行政や地域と連携して研修を行う。

・子供たちのために、遊びや歌の実技研修もあります。子供の視点でいろんな遊びを日々取り入れていくことは、子供も楽しめるし、保育士のおさらいにもなります。

 

新しい遊びがどんどん生まれると、保育活動も充実していきますね。

実技のバージョンアップのようなものです。

 

・一般企業でよくある新人研修は保育士もあります。 社会人としてどのようなマナーを身につけたらいいのか。

保育園という企業のしくみ、保育業界のしくみなど、学校や教材からは得られない保育現場の実態を勉強していきます。

 

研修は、同期との交流や先輩保育士や上司とのコミュニケーションもとれるので、面倒に思うかも知れませんが、是非参加して経験を生かしていきましょう。

 

園外の研修

行政や保育の団体、一般企業が運営する研修があり、開催場所は主催者によって決まります。

 

民間の保育園はマネジメント能力も問われてきます。

経営やリスクマネジメントなど、毎日の業務に加えて考えなければいけません。

園長、主任などは仕事の割り振り、保育士たちの指導、保護者への対応、子供への対応など広く気を配らなくてはいけません。前任者から引き継いだこと、自分自身で身に付けたことを合わせて、さらに新しい情報をプラスし対応するスキルが必要です。

保育士は同僚や保護者とのスムーズなコミュニケーションが必要で、多忙な毎日の中で自分のコミュニケーションスキルを磨く必要があります。

このような時に、保育園や自分自身にあった研修を受講して、業務に活かしていきましょう。

また保育業務上、受講が必要なものもあるので保育士同士情報交換も大切になっていきます。

 

どんな研修があるの?

ここに研修タイトルの例を書き出しました。

他にも様々な研修が行われています。

 

全国保育士会

食育推進研修会 保育スーパーバイザー 養成研修会 改定保育所保育指針研修会 全国保育士研究大会 主任保育士・主幹保育経論特別講座 など。

 

日本保育協会

保育園長、保育士等を対象とした研修会の実施をしています

主な対象は協会会員で、 保育を高める研究集会 全国理事長・所長研修会 全国青年保育者会議 主な対象は保育関係者で、 保育所保育指針解説書セミナー 認定こども園セミナー 事故防止セミナー 施設長・管理職向け 主な対象はミドルリーダー、専門分野別リーダー等 障害児保育担当者研修会 乳児保育担当者研修会など。

ものすごいラインナップですよね。

他にも保護者対応、児童福祉、障害児、などがテーマの研修もいろんな機関が実施されています。

 

地域ごとに実施される研修ß

厚生省が保育士の待遇と専門性をアップする目的で定めたガイドラインがあります。

例えば東京都は東京都福祉保健局が、「東京都保育士等キャリアアップ研修ガイドライン」に基づき保育士のキャリアアップ研修を非営利団体に指定して行なっています。

研修分野は専門分野別研修、マネジメント研修、保育実践研修などがあります。

 

愛知県は、「一般社団法人 愛知県現認保育士研修運営協議会」があって、保育士等の研修を通じて愛知県における保育士の資質の向上及び保育の充実発展に寄与することを目的とした協議会があります。

愛知県の大学が主に会員となって、現任保育士研修とキャリアアップ研修などを実施しています。

 

他にも企業が実施する研修

研修は実施する団体、目的、内容、研修対象者も幅が広く、申し込みの制度もそれぞれ異なってきます。

いろんな研修は、行われる時期も重なったりするので、どの研修に参加したらいいのか、自身の保育園のスケジュールを確認して参加を考えていきましょう。

 

研修を受けると何が得られるの?

  • 研修を受けることによって、自身の給料の査定につながるケースもありますので 研修内容をよく確認していきましょう。
  • 保育士の悩みを具体的に考える研修もありますので、気軽に講習会に行く気分で受講するのも良いと思います。
  • 多忙な毎日でさらに研修を受けるなんて、「そんなのやってられない!」と思う保育士もいるかもしれません。 ですが、たまには園外の保育士達や専門家と交流はリフレッシュにもなりますよ。

 

保育の知識だけでなく、自分自信の見聞も広がるし、保育士同士の話は共通する部分と、新たな発見と、「これは違うだろー!」と思うなど刺激を受けます。

 

そういった経験を園に持ち帰って、少しでも業務にプラスしてみると働きやすい環境になるかもしれません。 または、今までのやり方に反発が生まれてしまって、仕事がしづらくなるかも知れません。

でもこれだけ世の中に溢れる研修があるのは、保育士も子供達も保護者も人であるため、事前と環境に変化が生まれると思います。

 

まとめ

研修で得た新しい知識と情報をうまく保育の現場に溶け込ませて、よりよい環境を作り上げていきましょう!

全てが全て、必要な研修ばかりでないもしれません。

将来どんな保育士になっていきたいか、今何が必要なのか ビジョンを描くといいですね。

研修は受講するだけでなく、開催する立場になることも考えられるので、研修内容はレコーダーに録音するとか資料等は整理して保管をしておきましょう。

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