どんな仕事をしていても、気になるのはお給料。
特に働く前には必ず確認する重要なポイントになりますよね。
最近、保育士の給料が低いとかニュースで見たことありませんか?
共働き世帯は増えているのに、保育士は不足している…という現象が起きていますよね。
この背景として給料か低いことが挙げられています。
実際、各園の保育士はどれくらいもらっているのでしょうか?
本当に低いのでしょうか?
はたまた、公立と私立では給料って違ってくるのだろうか?とか…
人には聞けない給料というナイーブなところを今回は丸裸にしてしまいましょう。
実際の保育士の給料について
ネットでは保育士の給料について様々なことが いわれていますよね。
初任給は手取りで12~15万円ほどというところがほとんどです。
かといって20万台のところもあり、保育園や自治体によってその差はかなりあります。
総合的には年収が350万以下ですと、年収が低い職業と言われています。
保育士の平均年収は315万円となっていますので、…低いですね。
最近は保育士不足を問題とし、国会でも議論されていますが…給料の8%が支給された時には、 常勤保育士には支給されず、 なぜかパートさんたちの給料が少し上がるという事態が発生しました。
保育園自体に8パーセント分配布されるもなので、どう采配するかは結局のところ保育園の判断になってしまい、経営費としてさらに別の保育士を雇うお金に回されたり、保育士の給料自体には反映されていないことも多いのです。
また、都道府県でも変わってきます。
1番平均年収でして高いのは東京都、低いのは佐賀県、沖縄県となっていて差は100万近くあります。
東京都は小池百合子さんが政策をとろうとしていますのでますます格差が広がる心配があります。
民間と公務員の給料の違い
平均年収はすべての保育士の給料の平均なわけですが、保育園にも、民間と公立の保育園があります。
公立の保育園の正社員といて働くということは その自治体の公務員となるわけです。
公務員の給料はその自治体が給料規定にしたがって、 給料が支払われます。
民間の場合は各保育園が給料を決定します。
各園によって給料はかなり違いますのでよくチェックする必要がありますよ。
社会福祉法人、学校法人の経営だけでなく株式会社の経営の保育園も増えており、どこで経営しているかでも差が出て来ます。
求人を見てみると株式会社の経営の方が給料が高い印象ですね。
私立の保育園と公立の保育園の保育士の給料で見てみるとさほど変わりませんが、 違うところがあります。
それが昇給制度です。
どちらもその制度はありますが、 給料が上がる率が全くちがいます。
そのために長年働くと歴然と差が表れてきてしまいます。
公立のほうが給料のアップ率が高く 私立は1年で上がってもせいぜい6000円程度です。
賞与も高いことがほとんどです。
月額で見ると大差がないように見えますが、年収になるとかなり差が出てくる現実なのです。
公立の方が、産休育休制度が整っていることと、長年働いた方が給料が上がることから離職率も低くなっています。
主任保育士の給料
今度は役職がついた場合を見てみましょう。
クラス担任、学年主任、主任と分かれていることが多いです。
学年主任についても手当がありますが、全体主任となると 主任保育士の給料は役職のない保育士の給料と どのくらいがちがうのでしょうか。
主任保育士の仕事は多岐にわたります。
クラスを持たずにフリーということも多いです。
シフト作りや園長先生と保育士との橋渡し役などもにないます。
事務仕事を一手に引き受ける主任もいます。
時には園長の代理として外に出ることもあるでしょう。
一般企業で言うところの「管理職」のような立場ですね。
しかも新人研修のリーダーになったりしますので、「人事課」にもなります。
これも各園によって異なりますが、 大きな園では5万程度、他の保育士と差がつくところがあります。
・・・といいながら、2000円ほどしか変わらない園もあるのが現状です。
2000円と5万円では全く違いますよね。
仕事量が主任でなくても多いのに、 主任になれば倍ほどの業務が待っているわけですから、これに関しても本当によく調べないといけない点ですね。
まとめ
保育士の給料に関しては、各園に大きく左右されるため、 満足している保育士とそうでない保育士がいるようです。
月に1万違うだけで年間12万の差のですから とっても大きいですよね。
公立の保育士になれれば、それに越したことはないかもしれませんが、勉強をして試験に受からなければ公立保育士になれないので、絶対になれる保証はありません。
民間で探す際によく吟味してください。
月額だけでなく、賞与が何ヶ月分、や住宅手当や様々な手当についても見ておきましょう。
また上記に述べたように 主任保育士になっても業務と釣り合わないこともけっこうあるものなので、聞きにくい点ではありますが、 就職してから後悔しないために就職前にはしっかりと確認することが大切ですね。
給料だけが全てではないですが、給料も大事なモチベーションの1つです。 働くお母さんのためにも保育士不足が解消されるように配慮していってほしいです。
そして1人でも多くの保育士が長く続けられる世の中になっていくといいですね。