保育士の仕事上の不満点について

保育士について

仕事をしていると何かしらの不満がでてくるものですよね。

それはどんな仕事をしていても同じことです。

 

保育士も例にもれず、保育士それぞれに不満点があります。

それは人間関係だったり、書類面だったり、様々です。

また、保育士さん独特の不満点はどのようなものがあるでしょうか。

不満に感じている点を見ていきましょう。

職場内でこんなことが不満

保育園はいうなれば「女社会」です。

その中で仕事をするわけですから、何かと不満は出てきてしまいます。

実は人間関係の悩みや不満が一番つらいかもしれませんね・・・。

 

上司・同僚との人間関係

やっぱりダントツで多いのが、人間関係です。

女性が多い職場なので、いろいろなトラブルも起こりがちですよね。いじめやパワハラで辞めざるを得ないケースも・・・

  • なんでも全て任される。そして、失敗や伝達忘れなどの責任は全て背負わされる。何のために上司はいるの?!と思うことしばしば。
  • 職場の上司からのパワハラがすごく、体を壊してやめた。
  • 先輩からは指導ではなく、嫌味、批判ばかりいわれる。悪口陰口しか職場では聞こえない。
  • 先輩はから新人いじめのようなことをされる。みんながいじめ側を見て見ぬフリをしたり、いじめ側の味方になると、新人が孤立する。
  • 休憩室にいない人の悪口や愚痴をこぼす。自分がいない時には自分の悪口も言われているのではないかと気が気でなくなる。

 

業務量や残業の多さ

休日も働く保護者向けのイベントなどが多い保育園。休みがなかったり、保育以外の書類仕事が担任1人に任されたり・・・業務量の多さにへきえきしている方も多いようです。

研修などもみんなが揃う休日にあったりもします。休めない不満は多いようです。

  • 休みがない。仕事中もいつもやらなきゃいけないことに追われている。
  • 行事が多い、休めない、軽く鬱になった。
  • 代わりがいないので代休をとる暇がない。
  • 休憩時間が休憩できない。書類仕事が溜まっているので・・・

 

園長・施設長に対する不満

現場と離れている園長や施設長。

現場で対応しているうちに指示が変わったり、経営のことに集中しすぎている場合もあります。

文句が言いづらい立場であることも不満がたまる原因かもしれませんね。

  • 朝令暮改。言っていることがころころ変わる。
  • 経営のことしか考えていない、こどもをちゃんと見てほしい!

 

園が職員を守ってくれない

責任を押し付けあう雰囲気があると、やる気がなくなりますよね。安心して働けるといいのが・・・。

  • 保護者からの理不尽なクレームを受けた際、守ってもらえなかった。

 

もっとこうしたらいいのにと思うこと

人間関係の問題は 改善できるところもありますが、 保育士一人ではどうにもできない 不満もあります。

 

書類が手書きなのが減ったらいいのに…

まずは書類が手書きということですね。

保育士は書類が意外と多いんです。

それがほとんど手書きです!

今の時代にほぼ手書きというのがすごいですよね。

昔からの習慣が強く残っているところが多いと言えます。

若い先生が多いところはだんだんとPCで書類を作成するように なってきましたが、手書きのところが多いのが現状です。

私の園では、お便り、日案、反省会のまとめ、 子どものロッカーの名札、要録などなど何から何まで手書きでした。

お便りは枠なども手書きなので線を引くのが苦手だったわたしにとっては苦痛でした(笑)

 

書かないといけない書類の数が減ったらいいのに…

他に、書類も多いです。

年間、期間、月間、週、日と細かく書類が分かれており、 子ども一人一人の記録のもあります。

先ほど述べた通り手書きであることが多いためすぐに終わりません。

もちろん計画することはとっても大切なのですが、 あまりにも多すぎるように思います。

書式も重複しているところが多いので そこは書式を変えるなどの改善をしてほしいなとおもいます。

また、それぞれの園のやり方が 伝統だからと効率の悪いやり方のまま 続いていることもあります。

 

こうしたら?と言えればいいのかもしれませんが、 伝統とか雰囲気とかそういう謎の現象で変わらず続いていることがあります。

そういうところも不満になりえます。

 

1人の保育士がみる子供の人数をもう少し減らしたらいいのに…

1人あたりがみる子どもの人数も負担が多きく改善してほしいなと思っています。

特に1歳児は1対6です。 1歳の子を6人みようと思うととても重量動ですし、 安全に保育するためにかなりのオーバーワークを強いられます。

せめて1対5にてほしいと思います。

1人の違いだけですが、それが全然違うのです。

保育士が不足しているのも分かりますが、保育の質を問われている今、保育士1人に対しての子どもの人数のことも子どものケガや事故につながらないように国が考えてほしいところです。

保護者対応も、年によってはモンスターペアレントと言われるような保護者が何人もいるクラスになってしまうこともあります。

何名かの保育士で対応していけば、そこまで不満とまではいかないかもしれませんが、時には理不尽に文句を言ってくる人もいるのでつらいと思うこともあるでしょう。

 

給料が上がったらいいのに!

「給料が上がったらいいのに!経験を積んでも、スキルが上がっても給与にはほとんど反映されないのが不満。」という声もよく聞かれます。

助成金が保育士のスキルや経験に応じて上がるわけではないので、なかなか給与を上げられないのが経営の本音。

とはいえ、そのほかの経費やバランスも考えて、改善してほしいですよね。

 

やはり、仕事量の割には給料が低すぎると思います。

子どもの保育が神髄ですが、それにともなって沢山の仕事があります。

書類の量、保護者の対応、アレルギー、保育士同士のこと などなど1人担任になると特に大変で仕方ありません。

クラスのことはほぼ一人でしないといけませんから・・・

そんなオーバーワークのなか、 肉体的にも精神的にもボロボロになっていくのです。

そして月末の給料明細を見て愕然とするのです・・・ 残業が当たり前なことが多いのに、残業代は出ませんし、あの仕事量であの給料はわりに合わないと感じます。

 

都道府県でかわってきますが、初任給で手取り15万くらいくらいが平均だと思われます。

主任など手当がついたとしても世の中のサラリーマンとの差は歴然だと思います。

 

最近、国が動きを見せて給料が8%ほどアップするような制度がうまれました。

安倍首相は2019年度に処遇改善を目指しているようです。

 

東京都でもキャリアアップ補助を21000円上乗せを実施しているようですが、 現実には、保育園側がそのお金の采配を決めることになるので結局パートさんにあてられたり、保育園の運営費になったりと保育士の一人一人の給料に繁栄していないことが多いようです。

保育所不足、保育士不足が叫ばれてる中、保育士が報われない現状であればこのまま保育士は減る一方です。

一刻も早い対応をしてもらいたものです。

 

社会的な地位が上がったらいいのに…

「社会的な地位が低い。こどもと遊んでいるだけと思われている。」こういった不満も持つ人が多くいるようです。

実際、保育士から他業種への転職はよく聞かれます。

 

まとめ

どんな仕事でも、不満だらけかもしれません。

人間関係なんかはどんな仕事にも付き物ですね。

しかし、保育士ならではの不満もたくさんありますし、どうにかしてほしいことだらけかもしれません。

でも保育士の仕事自体は、楽しいですし、やりがいがあります。

1人でも多く笑顔で楽しく保育できる保育士さんが増えると嬉しいです!

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