認可外保育園ってどんなところ?

保育士

最近、保育園と幼稚園というカテゴリーだけでなく、様々な施設がでてきていませんか?

知らない言葉が飛び交っている状態ですよね。

こんな中ででてきたのが「認可外保育園」というカテゴリー。

 

認可外だからよくないんじゃないの?なんて思っている方も多いはず!!

そこで今回は、そんな「認可外保育園」についてご紹介します。

認可外保育園ってどんなところ?

認可外保育園は児童福祉法に基づく認可を受けていない施設のことです。

開所時間は認可保育園よりも長い施設が多く、6時~22時、場合によっては24時間というところもあります。

また、認可外保育園では申し込み方法も異なり、保育を希望する保護者は施設に直接申し込みます。

 

認可保育園との違いは?

認可保育園と認可外保育園の大きな違いは、保育に欠ける事由の有無に関係なく、児童は入所できるところです。

 

認可保育園

認可というだけあって、条件を全てクリアして認可を受けた施設のことをいいます。

国が定めた条件は、施設の広さや職員数、子どもに対する職員の数、各設備などがあります。

それらの条件をクリアし、申請すれば都道府県に認可をもらえて、はれて認可保育園と名乗れます。

最近ではその範囲も拡がって、小規模保育園や保育ママも対象となりましたので、さらに認定保育園と名乗るところが増えそうでうね。

認可外保育園

認可外ですから、文字通り認可されている保育園以外ということになります。

でも単に条件がクリアできずに認可外と名乗っているところばかりではありません。

認可に必要な条件に満たしていない保育園もありますが、認可の申請をあえてしていない保育園も存在するのです。

 

補助金はもらえるの?

認可保育園は沢山の補助金をもらっています。

監査などが定期的にあり、縛られることもありますが、様々な補助金で運営していく事ができます。

 

それにくらべて認可外保育園自体は認可保育園のように補助金がもらえないというのが事実です。

基本的には補助金はもらえていませんが、認可外保育施設通園児補助金という制度があり、月に1~3万円ほど、保護者に補助金を支払う自治体も一部ですがあるようです。

 

基本的には補助金がないわけですから、収入源が保護者が収める保育料です。そのため、保育料は少し高めのところが多いです。

ただし、企業が運営しているところは元手があるのでさほど負担が保護者にいくことはありません。

 

認可外のメリットとデメリットとは?

認可外のことが少しわかったところで、メリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

アットホームな雰囲気がある

一番の魅力は、アットホームな雰囲気です。認可保育園は認可に必要な広さや園児の数の規定などが多く、かなりの確率でマンモス園になりがちです。

一方で認可外保育園はそういった制約がないため、園児が比較的少人数の場合が多く、アットホームな雰囲気で親しみやすいです。

見渡せる範囲に園児と先生がいて、みんなが家族のような雰囲気です。

入園に際し、条件はない

保育園に入園しようと思うと、両親が共働きであることが条件となりますが、認可外保育園はその条件はありません。

その園から遠い場所に住んでいても車などで登園が可能だと保護者が判断すれば、入園可能です。

各園の特色がある

認可を受けない原因の一つに、その園の特徴をいかし、自由に保育がしたいということがあります。

 

知育特化型の保育園がいい例です。

知育を専門に扱おうと思うと、どうしても制限が邪魔になってきます。

定期的に監査もありますのでそれも負担になってきます。

そこで認可をあえて受けずに無認可として運営しているところが多いのです。

その保育園の特色は認可ではできないことがほとんどです。

 

他には、英語教室、スポーツ教室、音楽など、教育に力をいれている園もあります。

株式会社やNPO法人などが運営する場合、その団体の方針に応じて様々なカリキュラムが組まれてる場合があります。

その保育園の特色がいいと思えば決め手となりますね。

保育時間や預かり時間が柔軟

認可保育園の保育時間は保護者の勤務時間+通勤時間です。

そのため、私用の時は基本はお休みいただくのがふつうです。

でも認可外はそんな条件はありません。

保護者が思う時間帯に預けることができるのです。

 

また、預かり時間にも柔軟性があります。

週2~4回の預かりや、休日・夜間保育にも柔軟に対応している園が多くあり、自営業やフリーランスとして働いているなど、時間が不規則な保護者には助かりますね。

 

デメリット

保育料が高額なことが多い

認可外保育園では国の助成金が入らないため、おのずと保育料は高くなります。

保育園の安全性や信頼性を見極める必要がある

認可保育園ほど監査が厳しくないので、安全性や信頼性は自分自身の目でチェックしなければなりません。

ただ単に認可の条件がクリアできずにいるところも実際にあります。

子どもの安全を考えた条件ですので、その点はしっかり確認しましょう。

 

まとめ

認可外保育園の悪いイメージは払拭できましたか?

認可外でも意外と認可と同じようにされているところが多いようです。

メリットとデメリットを比べて、ご自身にあったところを探してみてください。

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