どんな職業でも職業病というのはつきものです。
保育士だって同じです。
いつも元気いっぱいに動き回る保育士は 実は身体はボロボロなんてことも・・・ 身体資本の職業といえますね。
保育士ならではの職業病があります。
さて、どんな職業病があってどんな対策方法があるのでしょう。
こんな職業病になるかも・・・
保育士の仕事を考えうると体を動かすことばかりですよね。
続けているとやはり職業病はでてきてしまいます。
職業病その1腰痛
保育士の職業病といて一番夢いかもしれません。
乳児の担任になると、頻繁に子どもを抱っこします。
0歳ならまだしも、1、2歳になってくると重くなってきます。
時には幼児でも抱っこする場面もあるでしょう。
抱っこ以外でも、仕事で重いものを持たなくてはいけないことも非常に多いです。
それを繰り返すとやはり負担になりますから 腰痛という形で症状があらわれるようです。
職業病その2肩こり
こちらも腰痛とほぼ同じ原因があるといえます。
書類なども多いのでそこも原因のひとつかもしれませんね。
また、座卓の場合も多いため書きづらい場合もあります。
職業病その3手あれ
意外と水仕事が多いのが保育士の仕事です。
また、消毒液も多く使います。
子どもの排泄の補助をしたあとは座ったところなどを消毒します。
子どもの鼻やよだれを拭けばかならず消毒液を手にかけるところもありますね。
舐めたおもちゃも消毒しなければなりません。
そんなことを頻繁にしていては手が荒れるのも 無理はありません。
職業病その4膝や足の甲の部分が黒ずむ
正座で保育するところが多いのと、 座るところがフローリングになっているところが多いということです。
乳児の高さに合わせてハイハイで移動するなんてこともあります。
よくあたる部分なので、汚れで黒くなるというのではなく 皮膚が固くなってしまうという表現方法の方が正しいでしょう。
保育中に着ているズボンも膝から白くなりがちです。
職業病その5足の裏が固くなる
裸足保育をしているところではよく聞かれます。
裸足で歩くことが多くなるわけですから 当然、硬化してきてしまうわけです。
職業病その6膀胱炎になりやすい
保育が忙しく子どもから目を離せないため、 トイレ行くのを我慢しがちです。
これらは個人差によって症状のでかたも違いますが、 一般的によく聞く保育士の職業病と言えるでしょう。
そのほかにも個人によって沢山の悩みがあります。
保育士職業病へのオススメ対策
こんな職業病に悩むのはいやですよね。 普段から対策をすれば、重大な症状を抑えることができたり、 今、ひどい状況でも和らげることができるかもしれません。
手荒れや足の黒ずみ
様々な刺激により、乾燥が原因となることがほとんどです。 保湿剤を定期的にぬるように心がけましょう。 それだけでもずいぶんと違います。 消毒を掃除などで使う場合はゴム手袋を使うようにしましょう。
腰、肩、の痛み
できるだけ、意識して、普段から鍛えておきましょう。 腰の痛みは体幹を鍛えておくといいでしょう。 腹筋・太もも・背筋の筋肉がしっかりしていると、 腰痛のかなりの予防になります。
また、荷物や子どもを持つときにあまり、 腰だけで持たないようにしましょう。 中腰での横移動や体重移動は一番負担となるのでさけましょうね。
すでに腰痛があり、悩んでいる人は 負担を軽減させることを考えましょう。 また、あまりにも痛みを感じるときは 必ず安静にしましょう。 今はまだ耐えられる痛みでも、ひどくなると 寝返りを打てなくなるほどの重症になってしまう 可能性がありますので十分注意しましょう。
辛い時はマッサージや、整体に体を労ってあげてください。
足の痛み
裸足保育で裸足で過ごす場合、保育方針ですので、変えることはできません。 そんなときは、お風呂でのマッサージです。 お風呂でゆっくりマッサージすることで その日の疲れや足のこわばりをリセットしましょう。
膀胱炎
とにかく、我慢せずにいくことをおすすめします。複数担任ならもちろん周りに伝えればいいですし、1人担任なら子どもが落ち着いてる時に行くくらい大丈夫です。
番外編
体に支障がでるわけではないですが、これは保育士ならではのある意味職業病だなというものがいくつかあるので紹介します。
食べるのが尋常じゃなく早くなる
これは子どもと一緒に食べるようになる幼児担任特有かもしれませんが、子どもたちより早く食べなければならないので自然と早食いになります。
胃腸に注意の場合もあります。
匂いに敏感になる
1、2歳になるもウンチが出ても気にせず遊びます。
ウンチが出てるのを結構遠い距離でも察知できるようになります。 また、記名ない洋服も鋭い人なら匂いで誰のものか嗅ぎ分け可能になります(笑)
字を書くスピードが早くなる
手書きが多い職業のため、自然と早いけどそれなりに読める字を習得します。
前に立って話す人が大勢に対して挨拶したものに自然と返してしまう。
大人になると大勢の前で話してくれる方がおはようございますと言っても会釈で返すようになりますよね。
子どもたちと一緒に園長先生のお話のときにおはようございますと返すのがふつうになっています。
保育士何名かでバスツアーに行ったときにバスガイドさんがおはようございますと言ったら保育士だけは全員元気におはようございますと返してました。(笑)
これも保育士ならではなんだなーと感じました。
まとめ
体に支障がでるものから、ほっこりするものまで、 職業病ととばれるものは沢山ありましたね。
腰や肩は今後の生活にも関わってきます。 無理はせず、深刻なことになる前に、対策をしてくださいね。
いつでも元気というのは難しいことですが、子どもたちためにも、できる限り元気で笑顔な保育士でいれますように!