【幼稚園教諭のプライベートでの保護者との関係で気をつけること】

幼稚園教諭について

保育士をしていると子どもだけをみていればいいと思われがちなのですが、 そんなことはありません。

幼稚園で働いていると必ず保護者との関わりが出てきます。

保護者との関係性で気をつけることと言われてパッと出てくるのは“モンスターペアレント”かと思いますが… 実は、気をつけるべきことはそれだけではありません。

 

子どもの対応も大変ですが 保護者の対応は実はもっと大変です。

保護者と関わる時、保育士の皆さんはどうしていますか?

正直、気軽に話しかけられる保護者もいれば、 そうでない人もいますよね。

人間ですから、得手不得手があります。 苦手な保護者だからと苦手な雰囲気を出してしまったら、保育士としては不合格です。

どの保護者ともまんべんなく会話、 同じ気持ちで付き合っていく必要があります。

そんな保育士が保護者とじょうずに人付き合いをしていくときに注意すべきところ、心がけたほうがいいことをみてみましょう。

保護者と仲良くなり過ぎるのは禁物

担任しているクラスは優しくて、話しやすい親ばかりで安心〜と油断は禁物。

今度は仲良くなりすぎることによるトラブルがあり得るからなのです。 どんなことを注意していけばいいでしょうか?

 

①SNSで友達にならないこと!

幼稚園教諭も、保護者もインスタグラムや、Facebook、Twitterなど何かしらのSNSをやっている可能性が高い時代。

まず第一に全体に公開の設定は絶対やめましょう。

どうしても全体に公開で使いたい場合は、自分の写真を載せない、職業がわからないようにすることが条件ですね。

非公開にしたとしても、保護者から申請が来るかも…!その時は丁重にお断りしましょう。

友達になってしまったら、プライベートが筒抜けになり、友達じゃない保護者まで色々知られてしまったり、1人許してしまうとあの子もこの子もとなってしまいます。

 

②LINEや連絡先を教えないこと!

同年代や、趣味や話が合う保護者もいるかもしれません。保育の話以外で盛り上がるからと言って連絡先を教えても行けません。

一方的に渡してきたとしても丁重にお断りしましょう。 こちらも1人教えてしまうと広まりかねないですし、特定の人だけというのは良くありません。

 

③子どもの習い事の発表会などに呼ばれても行かないこと!

年中組、年長組になると習い事をしている子どもが増えてきますよね。

幼稚園とは別に頑張っている姿を先生に見てほしい!という子もいるはず。

それで発売会に招待してくれる人もいるかもしれません。

子どもの頑張っている姿を見たいのも山々ですが、こちらも1人許してしまうとたくさんの子どもの発表会に行かなければならず、休みの日が潰れてしまいかねないです。

 

④プライベートのランチに誘われてもいかないこと!

ママ友のランチ会、誘われることもあるかもしれませんが、こちらもお断りしましょう。

幼稚園事情の詮索を入れてきたり、他の家庭の事情を聞いてきたり…何が起きるかわかりません。

 

⑤他の家庭の話をベラベラ話さないこと!

プライベートでのお付き合いはうまく回避できたとしても、幼稚園内での会話にも気をつけましょう。

こちらから話さないことももちろん、保護者から他の家庭のことを聞いてくることもある得るのでうまくかわしましよう。

他の家庭の噂話なんかをされた時は同調をしないことが大事です。

少しでもそうなんですね〜とか言ってしまうと、先生が言ってた!と言われてしまいかねないです。

分かんないですとか言っておきましょう。

 

⑥仲良くなっても、言葉遣いには気をつけること!

年代も近く話が盛り上がったり、あちらがタメ口で話してくることもあるかもしれません…仲良く話せているからと言ってタメ口なってはいけません。

また使いがちな若者言葉も気をつけましょう。

あくまで先生として保護者と話しているということを忘れずに。

 

プライベートで園児に遭遇したら?

プライベートは分ける!のは大事なことですが、出かけた先で子どもたちに会った時は挨拶してあげましょう。

デートだったらバレたくない気持ちも山々ですが、明らかに目があったり、話しかけてきた場合はにこやかに対応しましょう。

長々と話す必要はありません。

軽く挨拶すればいいのです。

デート中でしたら親も空気を読んでくれるはず(笑)

もし、向こうが気づいていなさそうでこちらだけが気づいていたら逃げてもいいと思います(笑)

 

信頼される先生とは

保護者から信頼される先生になりたいと思うのは誰しもが思っていることでしょう。

しかし、保護者の要望になんでも答えることが信頼関係ではありません。

みんな平等に同じ気持ちで接することが大事なことだと思います。 なので、誰か1人を許してしまうと依怙贔屓になってしまいます。

その数名にはいい先生と思われるかもしれませんが、他の保護者からは、信頼してもらえるとは思えません。

保護者との距離感は難しいかもしれませんが、 まずは、これをしたらこの子だけ特別扱いになってしまうなということはやらないこと。

プライベートはプライベートあくまで保育で信頼してもらえる努力をしましょう。

 

保育者が保護者へ対応すること

護者より子どもと過ごしている時間が長いのです。

保護者も一緒にいることのできない時間不安でしょう。また、初めての育児だったりすると育児の面でわからないことだらけです。

そこは、保育のプロとして子どもたちの様子や、アドバイスを伝える責任があります。

育児に関して相談を受けることもあるでしょう。

年齢により様々な相談に適格に答える必要があります。

発達のことや、トイレトレーニング、食事のこと、お友達のこと些細なことまでさまざまです。

すぐに答えが出てくるように、 保育士も日々勉強をしておくことが大事です。

 

また、子どもの様子をみて保育士側から保護者に時間をいただけないか声をかける必要があります。

例えば、友だちをたたくなどの暴力行為が続く 、不安から泣くことが多くなった、以前は進んであそんでいたが、全く興味を示さなくなった 、以前と比べて明らかに様子がおかしい 障害を疑う行動がみられる等です。

もちろんこのような行動が1度見られたからと すぐに保護者に話をしたりはしません。

子どもの様子をじっくり観察し、 ほかの先生も目でも見てもらった上で判断します。

また子どもの様子だけではなく、保護者の様子も見てあげましょう。

いつもと様子がおかしかったり、子どもに対してイライラしている様子がみられたり 保育園のルールを守れていないようでしたら声をかけましょう。

 

しかし、全体を通していえるのは普段のコミュニケーションを しっかりしておいてほしいということです。

日々の送り迎えの際に言葉を交わす程度で、保育士と保護者は、ゆっくりと時間を取って話す機会はあまりありません。

それを補うために、保護者に個別に連絡を取ったり、お迎えなどのときにその日の子どもの様子を知らせたり、連絡帳を活用したりします。

どんなに小さいことでも会話のネタになることを見つけて、子どもに関してコミュニケーションを広げていくことが大事です。

保育園内のことは保育士しかわかりません。保護者に保育園での様子をしっかりと伝えるということが保護者からしてもとてもありがたいようです。

 

そもそも信用がない人には相談しづらいですし、 こちらからの話も聞き入れてくれないこともあります。

もちろん、「こんなことができるようになりました」「こんなことをして遊んでいました」「こんな風に友達と関わっていました」等、いいことだけでなく、小さなトラブルや、失敗してしまったことでも普段のお迎えのときにでも話してみましょう。

よくみてくれているんだなと保護者も信頼してくれる材料になります。

 

乳児さんの間は子どもから話を聞くことができませんのでたくさん話してあげましょう。

幼児になると子どもが話すことが増えますのでトラブルを子どもが話すことがあります。

保育士がきちんとフォローしたのがわかるように保育士から伝えた方がいいこともありますので見極めましょう。

しかし、仕事をしている保護者ばかりですので、あまりにも長々と話すと迷惑になります。

手短に、簡潔に伝えましょう。 いい話はきちんと笑顔で伝えましょうね! それだけで印象は変わります。

また、連絡帳もありますので必要によっては 連絡帳を活用します。

 

保育士が保護者との関係でこころがけるべきこと

保育園では子どもに怪我やトラブルはつきものです。そんなときの対応の良し悪しで、その後の保護者との付き合いにも響きます。

怪我などをさせてしまった場合、それから、どういう過程で怪我などをしてしまったのかという原因や、保育士がどう対応したか、など、保護者に納得してもらえるように話します。また、必要があれば主任や園長などからも言葉を添えてもらうようにします。

保育士が個人で自己判断をすることだけは絶対にしてはいけません。

そのことに保護者が気づくと、なんであの先生は報告しないのかと思わせてしまい、信頼関係がなくなります。難しいところも多々ありますが、コミュニケーションを円滑に取れるよう、努力していくことが必要です。

その他、普段から気をつけておいたほうがいいことを紹介します。

 

気軽に話しかけましょう。

思い雰囲気では保護者の方も身構えてしまって、 本当の部分を引き出せない可能性があります。

まずはフランクに日常の会話から話すようにしましょう。

 

保護者の気持ちを受け止めましよう。

話していると保護者の方も意見があるのでかぶせて話をしてきます。

そんな時に保護者の言葉を遮るのではなく、 しっかり聞いてください。

「気持ちはわかるよ」という気持ちをもって 真剣にきいてあげましょう。

聞いた上で話をします。

 

タイミングをはかりましょう。

タイミングを見計らって話すことも大切です。

いくら子どものためだからとはいえ、 タイミングを間違えば火に油となってしまいます。

忙しそうなときは避けて、比較的リラックスしている様子の時か、 仕事がお休みのときにお時間を頂きましょう。

 

頑張りを認めましょう。

保護者の言葉の内容の意図はほとんどの場合 「私はこんなに頑張っている」というところです。

ですからまずは保護者の苦労をくみ取って 努力を認めてあげてください。

 

こちらの意向を伝え理解してもらいましょう。

保護者の気持ちを受け止めたり、 努力を認めるだけで終わってしまってはいけません。

伝えるべきことはしっかり伝えましょう。

そして、言うだけでなく理解してもらえるように こちらも努力しましょう。

 

言葉の選び方にも気をつけましょう。

例えば発達障害の疑いがあり、専門機関への受診を勧めたい時。

「発達障害の疑いがあるので、病院に行きましょう。」と伝えるよりも、 「適切な支援が必要かもしれません、お子さんの成長のためにも専門機関に相談してみませんか?」と伝えた方が、柔らかく受け入れる気になる気がしませんか?

普段から密に保護者と関わっていれば、 どんな言い方をしたら受け入れてくれるか なんとなくわかってくると思います。

保護者に合わせて言い方を考えてみましょう。

話しの内容によっては2人以上で話したり、 予めどのように伝えようか相談しておきましょう。

 

もし、クレームが出てしまった場合について

不意に保護者からクレームを受けるがあります。 本当にこちらに落ち度がある場合や、「なるほど・・・」と思うことから「え?そこ?」と感じることまで様々です。

クレームが好きな人なんていませんよね。

保育士だってできればさせたいことです。

でもクレームが出てしまったら仕方がありません。

 

きっとおむかえなどの時に立ち話状態で始まることがほとんどですので まずは座って落ち着いて話せる環境にしましょう。

そして、保育士2人以上で話を聞きます。

保育士が2人で聞く理由は、 保護者の言っていることの正確な理解と会話の流れの記憶が目的です。

正確な理解というのは、保育士自身もクレームを受け 少々パニックになっていることがあるので、 話がややこしくならないための工夫です。

また会話の流れの記憶とは、 あとで言った言わないでトラブルになることをさせる目的です。

 

対応としては、まず保護者の話をしっかり聞きましょう。

決して言葉をさえぎってはいけません。

保護者はクレームを言いながら、保護者自身の努力を表現しています。

ですので、しっかり保護者の気持ちを受け止めましょう。

それから本題を少しずつひも解いていきましょう。 本当にこちらの落ち度の場合は誠実に謝罪しましょう。

場合によっては園長先生に相談し、後日また謝らなければならないことがあります。

子ども同士のことでのクレームの場合、 内容によっては相手の保護者にも対応もらわないといけません。そこは同席していた保育士とよく相談しましょう。

 

最後に保護者から要求やクレームを言ってくれたお礼を言いましょう。

要望をしてくれるということはそれだけ期待をしてくださっているということです。

クレームの結果で保護者が求めているのは「解決策」ではなく「満足感」です。

そこを見誤らず、満足されるポイントがどこなのかを探っていきましょう。

 

理不尽な内容の場合でも、保護者が納得出来る回答ができるように努力しましょう。

1人で解決しなくてはと気を負う必要はありません。

こういう時こそ周りの保育士と連携を取っていきましょう!

 

まとめ

仕事中はもちろん、プライベートも含めた保護者との人付き合いのしかたを紹介しました。

保護者とあまり仲良くしすぎないのに加え、保護者からのクレームを受けることは 出来ればさけたいですよね。

 

保護者も初めての子育てや、仕事の疲れで手が回らないことだらけかもしれません。

第3者として子どもと保護者の関係を見守れる立場になります。

だからこそ、悩んでいる保護者へのアドバイスをすることも保育士の立派な仕事です。

しっかり受け止めて、こちらの意向をゆっくり伝えてあげてください。

保護者と保育士の二人三脚で、お子さんの成長を見守ってあげましょう。

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