幼稚園教諭の担任の苦労とは

幼稚園教諭について

就職してから担任になるタイミングは園の方針や、人員体制によって人それぞれです。

社会人1年目でいきなり、担任ということもあれば、副担任やフリーを経験して担任になることもあります。

ちなみにわたし自身は年少副担任を3年経験した上で担任になりました。

私が就職した時は副担任が新人でそのあと担任だった先生が辞めるタイミングで担任に上がれる制度でした。

私が辞める頃には結婚して子どもがいる先生も増えてきたため年少副担任をベテランの先生がサポートとして入り、新人が担任をやる制度になっていましたね。

こればっかりは、入ったタイミングや、園の方針で変わります。

しかし、新人で担任になろうが、下積みがあって担任になろうがそれぞれ苦労があります。

まずは全く経験なくいきなり担任なったときに苦労することをみてみます。

 

流れを把握するのに大変!

そもそも、1日の流れや1年の流れがわかっていません。

入園式をどの流れでやるのか?からはじまります。

行事もどんなことをやってどんな流れでやるか、話を聞いただけでは把握しきれないので、不安もありつつやらなければなりません。

日常の保育も、全て担任がカリキュラムを決めるのか決められているカリキュラムをやるのか?とか。

自分でカリキュラムを考えるのであれば、まず、それをどうしたらいいか悩むでしょう。

カリキュラムが決まっていると他の先生のやり方を聞いてやれるのでいいかもしれませんが、結局のところどのタイミングで制作を始めるのがいいのか?と自分の力量と子どもたちの力量を見極めるのはなかなか難しいものです。

はじめの1年はとにかく流れを把握するので精一杯です。

 

子どもたちとの関わり方が大変!

実習を経験しているとはいえ、メインで1人で関わるのは初めての経験です。

さらに一度に20、30人の子どもたちと関わらなければなりません。

一人一人の性格、成長に合わせて声をかけなければなりませんし、時にはそのバラバラの成長を1つにまとまるように指導しなければなりません。

どうやったら興味を持って聞いてくれるか、どうやったらメリハリあるようになるか…など実習のときは全然違う子どもたちの関わりかたに悩むことも多々あります。

実は、副担任を経験して担任になった私でも苦労した部分です。

副担任は個人に声かけすることが多く、全員に向かって話すことはありませんでした。

担任の先生を間近でみてきたとはいえ、実際前に立つと、子どもたちをまとめることな大変さに改めて気づくのです。

どうやったら分かり易く伝わるか、集中して聞けるか…特に私の幼稚園は保育の進め方になんでも決まりがある園だったので、そのやり方の中で色々考えました。

そして結局やり方が違うと怒られるのでした(笑)

 

保護者との関係性が大変!

担任になれば保護者との関わるのは必須ですが、1年目となれば全員の保護者とはじめましてです。

はじめはどのような保護者かわからないので、もしかしたら気に触るような言い方をしてしまうかもしれません。

これくらいのことはわざわざ言ってこなくていい!という親もいれば、何でも事細かく言って欲しい親もいます。

信頼関係も時間をかけて 築かなければなりません。

もちろんこちらも、経験があったからといって信頼関係は、ありませんので1からのですが、 バスに乗っていたり、兄弟関係で顔知っている保護者もいますし、先輩の先生から情報があったりしていて少し関係性が変わるところです。

次に経験者ゆえの苦労をみてみましょう。

 

一通りのことは知っている前提で大変!

副担任として行事も保育も担任の動きも見てきて学んでいることが前提です。

そのため、この流れは分かっているよねってことになりがちです。

私自身もはじめの頃は見ていたのでわかっている気になってやってみると… わかっていないところがあることに気づきはじめます。

なので、説明を聞いてある程度思い出した上で何度も確認するようにしていました。

 

今までの人間関係が如実に現れる!

私はあまり人間関係がうまくいってないまま担任になってしまいました。

担任になれば少しは認めてもらえてやりやすくなると思っていたのですが、そんなことはありませんでした。

副担任として組んでた先生ばかりいる学年にされたので、いろんな失敗を知っている先生たちばかり…。

なにかと引き合いに出されつつかれたり、 私自身も恐縮し話すといろんなこと指摘されると思っていろんなことを相談できませんでした。

そのためクラスで困ったことも言えず大ごとになってから怒られるというよくないことをしていました。

それまでの人間関係って本当に大切ってこれまでの私にいってやりたいくらい反省してます。

なので、これから先生になる方、 本当に人間関係大切です!いざという時に気軽に相談できる関係性を築いておきましょう。

そして最後に新卒であろうが経験者であろうか、とにかく大変なことをお伝えします!

 

とにかく仕事量が多くて大変!

担任として抱える仕事はとにかく大量!新学期が始まる前に準備すること、日々の保育の準備、そこに重なって行事の準備。

さらに月末にやらなければならないことなどあります。 私の場合カリキュラムは決まっており、1週間何をするか、学年主任から降ろされその内容で指導案をノートに書いて、その日までに学年主任に指導案見てもらうというものがありました。

なので土日は基本指導案で潰れました。

実習生より細かく書いていたので、本当に時間がかかりました。

でも結局、指導案通りできなくて苦労しました。

朝早く行ってその日の制作のシミュレーションをして、そのあといつも通りの仕事をして…という日も多々ありました。

しかし、残業代は出ないので、大変でした。

 

まとめ

誰でも初めての担任は不安だらけです。

苦労もたくさんします。

1人でまとめるからこそ子ども達の笑顔や行事の達成感はかけがえのないものになるでしょう。

苦労した分、3月には頑張ってよかったと思える貴重な職業だと言えるのです!

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