保育士資格に合格し、幸せいっぱいの先生の卵さんたち。
今から先生としての楽しい未来が待っていますね。
でもちょっとまってください。
そのままでは働けないことをご存じでしたか?
就職するためには、合格してからの保育士登録必要です。
今回は登録の流れや必要物についてご紹介します。
どのような手続きをするのか
保育士資格は合格してもそれですぐに先生になれるわけではありません。
保育士として働くには、保育士資格を取るだけでなく、都道府県への保育士登録が必要です。
申請場所
下記のホームページから手続き方法を確認することができます。
必要な手数料
登録申請料として4,200円が必要となります。
申請の流れ(東京都の場合)
①保育士登録の手引きを取り寄せる
まず、下記必要書類等を用意しましょう。
- 返信用封筒:1枚
- 角形2号(A4用紙が折らずに入るサイズ)
- 返信用封筒に貼る切手:請求部数に応じた郵便料金
- 返信用封筒を送るための送信用封筒:1枚
- 送信用封筒に貼る切手:必要金額分
②用意したものを郵送する
次に、用意したものを以下の手順で郵送してください。
- 送信用封筒の宛先に「〒102-0083 東京都千代田区麹町1-6-2 アーバンネット麹町ビル6階登録事務処理センター」と記入し、必要金額分の切手を貼ります。
- 送信用封筒ならびに返信用封筒に、赤字で「保育士登録の手引き○部」と請求内容を明記します。返信用封筒にあなたの住所、郵便番号、氏名を記入し、請求部数に応じた郵便料金の切手を貼ります。切手を貼った返信用封筒を、送信用封筒に入れます。
- 送信用封筒に封をし、郵便ポストまたは郵便窓口から郵送します。
③手引きが郵送されて来たら、登録手数料を払い込む
登録1人当たり4,200円を、「保育士登録の手引き」に同封されている専用の払込用紙で振り込みます。
④申請のための書類を準備する(詳しくは後ほど説明します)
- 保育士登録申請書
- 振替払込受付証明書
- 保育士試験合格通知書など、保育士となる資格を証明する書類の原本
⑤申請書類の提出
提出先 〒102-0083 東京都千代田区麹町1-6-2 アーバンネット麹町ビル6階登録事務処理センター
申請書類郵送の際は、必ず郵便局の窓口で簡易書留郵便をご利用ください。
必要書類
保育士登録申請書
登録事務処理センターから届きます。
書類の中に入っているので確認してください。
振替払込受付証明書
登録事務処理センターから届きます。
書類の中に入っているので確認してください。
保育士となる資格を証明できる原本
以下のうちのいずれか1つが必要です。
- 保育士資格証明書
- 指定保育士養成施設卒業証明書
- 保育士養成課程修了証明書
- 保育士試験合格通知書
- 保育士試験一部科目合格通知
現在の戸籍抄本(戸籍の個人事項証明書)
戸籍謄本・抄本は、本籍地のある市区町村役場に対して申請をし手続きします。
本籍地のある市区町村役場に出向けばその場で取得できます。
また、郵送で取り寄せることも可能です。郵送の場合、本籍地の役場から戸籍謄本を送ってもらえるので、自宅で受け取りが可能です。
さらに、コンビニでも取ることができます!ただし、すべての市区町村で導入しているわけではないので、以下のページで確認してみてください。
注意しておくこと
保育士登録をする際に注意すべき点が4つあります。
①申請書類について
細かく記載しなければならない項目が多いので、漏れの無いように十分注意が必要です。
申請してもすぐに登録というわけにはいきません。
ですから、間違えるとまた戻ってくるので時間がものすごくかかってしまいます。
スムーズに登録するためにも見本をよく見て間違えないようにしましょうね。
また、万一書類が紛失する等した場合のために、申請書類を郵送した際、郵便局窓口で発行された「書留郵便物受領書」および登録手数料払い込みの際に郵便局窓口が受付印が押印された「振替払込請求書兼受領証」(登録手数料払込用紙の真ん中の部分)を手元に取っておきましょう。
②保育士の証明書について
保育士証明書や一部科目合格証明書のことです。
これは試験後に配布されるものです。
絶対に無くさないようにしてください。
また、保育士試験は3年にわたって受けることが出来ますが、その時も合格している全科目の一部科目合格証明書が必要になりますので無くさないようにしてください。
③郵便振込受付証明書について
郵便局で手数料を支払うともらえる証明書です。
これも登録の際、支払ったかの証明になりますので必ず保管しておいてください。
④戸籍謄本、戸籍一部事項証明書について
これは全ての方が必要なものではありませんので、書類を確認してください。
登録までの期間は?
申請の受け付けから保育士証交付までの期間は、不備がない場合で、おおよそ2ヶ月程度です。
処理に不備がなければスムーズにいきますが、不備などで書類が帰ってきた場合、その分の時間がかかってしますので十分注意しましょう。
万が一、3か月以上経過しても自宅に届かない時は、登録事務処理センターにお問い合わせくださいね。
まとめ
保育士資格は国家資格のため数年ごとに更新のテストや講習を受ける必要はありません。
一生ものの資格ということですね。
そして近年の待機児童や教育問題に対して、子どもと直接関わることのできる大切な仕事です。
その保育士資格に合格されたみなさん。
手続きはすこしややこしいところもありますが、しっかり手本をみて手続きをおこなってください。
そしてりっぱな先生になれるようがんばってください。