保育士になるには?社会人の私の実践記録。こうして私は合格しました!

保育士試験について

子供の頃に保育士さんになりたかったけど諦めて別の仕事についた社会人の方、いろいろ社会経験するうちに保育士に興味を持ち始めた方などいらっしゃると思います。

 

保育士になるには保育士資格が必要です。

 

資格を取得するには、保育専門の学校を卒業するか、受験資格を満たしていれば、保育士試験の受験ができ、資格を取得することができます。

 

私が保育士を目指したのは30歳、保育士資格を取得できたのは32歳でした。

 

どうして大学を卒業して一般企業に勤務しているにも関わらず、保育士資格を取得したいと思ったか?

また、社会人としての保育士資格取得の勉強方法をご紹介していきます。

きっかけは?

きっかけは自分から思ったのではなく、小児科の看護師をしている友人から、 「勉強の為と将来の為に保育士資格を取得するために勉強してるから、一緒にやろうよ。その方が楽しいし励みになるから」と誘われ、悩んだ末にやると返事をしました。

その理由は主にこの3つありました。

  • ガールスカウトや親戚の子供の世話をした経験から、子供についてもっと専門的に勉強したかったこと。
  • 定年になった時に、国家資格が何かしら役に立つだろう。
  • 試験勉強するには、1日でも若い時がいい! その時は資格取得するだけが目標でした。

 

保育士試験準備と受験方法

それからは、情報取集と勉強の準備です。

時間と費用のことを考えると改めて学校には通えないし、通信教育は実技が難しいかなと思って、保育士試験を独学で受験することにしました。

試験勉強なんて何十年ぶりだったでしょうか。

まず勉強ってどうやるんだっけ?っていう感じでしたよ。

3年間で8科目合格が条件なので、まず目標を2年間で取得することにしました。

先にスタートしてる友人は2科目が合格済みだったのでその体験談を参考にしてプランを立てたと思います。

他にも社会人で保育士資格を取得した友人がもう一人いたので、彼女の体験談も参考にしていきました。

 

社会人としてどのように勉強を進めていったか?勉強方法とは?

6月くらいから始めたと思います。まずは保育所保育指針と問題集を購入です。

過去問付きの問題集を本屋さんで2、3冊購入しました。

今はインターネットで検索ができたりテストができるサイトもあって便利だなと思うのでどんどん利用しましょう。

 

勉強方法について

保育所保育指針は一番大切で基本となります、できれば丸暗記しましょう。

たくさんあるように見えますが、年齢別にポイントを覚えていきましょう。

問題集にある文章はチェックペンで隠して 覚えていきました。

保育所保育指針は、出掛ける時も持ち歩いて時間があれば読んでいました。チラ見でも構わないので少しづつゆっくり何度も読み返しましょう。

 

筆記試験の試験科目は8科目あります。

おおまかに文系と理系とに分けてまとめて勉強することにしました。

それを1日交代で勉強していきました。

 

文系の4科目

(1)教育原理

(2)教育原理及び、社会的養護

(3)児童家庭福祉

(4)社会福祉

科目名がとても難しそうですよね、聞いたことない言葉もあると思います。

主に法律や教育、歴史といった深い話ばかりですが、それぞれ共通する言葉や内容だと思うのでまとめて勉強すると覚えやすいでしょう。

保育の現場には直接関係ないように思えますが、勉強が進んでいくと興味もわいて面白くなりますよ。

 

理系の3科目と実習理論

(5)保育の心理学

(6)子どもの保険

(7)子どもの食と栄養

(8)保育実習理論

重要な言葉はすべて暗記しましょう。

マークシートなので、問題と正解をセットで覚えると違った答えに惑わされないコツだと思います。

 

試験の3、4ヶ月前になると毎日1、2時間は勉強しました。

週末はできる限りの時間をかけたと思います。問題集も常に持ち歩いて地下鉄など移動時間にも開くようにしました。

使っている問題集は全問正解しても、何度も繰り返して解いていきました。

 

実技

保育士実技試験は、音楽表現に関する技術・造形表現に関する技術・言語表現に関する技術の3つの分野から、2つを選択して受験します。

1)音楽表現に関する技術

ピアノは高校まで習っていてすぐに弾けるようになりましたが、歌がさっぱりだめでした。

音痴だし声があまり出ない。

独学は無理だなと思って、友人が通うピアノの先生のところに私も習うことにしました。

保育士試験の準備ということで童謡の楽譜を1冊最初から最後まで一通り練習をしました。

試験1ヶ月前はただひたすら課題曲を歌って、ピアノの練習です。

何度練習しても試験への不安は消えなかったことを覚えています。

試験に向けて、先生がいくつかポイントを教えくれたのを今でもはっきり覚えています。

  • 歌は心で歌う、多少音程がずれても気にしないこと
  • 子どもたちに伝わるようにはっきり声を出して歌う
  • 歌の情景を思い浮かべ、歌詞の意味を理解する

 

他にやったことは、童謡のCDを買って車で聞いたり、カラオケに行って童謡を歌いまくりました。

歌の目標は 「おかあさんと一緒」歌のお姉さんでしたよ、目標は大きい方がいいねと友人と一緒に決めました。

 

ピアノの試験のポイントは、楽譜を忠実に弾くことです。

 

強弱記号、休符記号、速度記号をしっかりと覚えておきましょう。メトロノームを使って練習するといいですよ。

 

2)造形表現に関する表現

絵もさっぱりダメなので、絵画教室に通いました。

そこは子供達の絵画療法もやっていて、先生から子供に関することもいろいろ教えてもらえて、これはとてもラッキーだし貴重な体験だなと思いました。

絵のポイントは、はっきりした色調を心がけ、ごちゃごちゃ描かない。

伝えたいことを絞って描く、です。

 

3)言語表現に関する技術

読み聞かせですが、図書館で本を借りて、録音しながら読む練習をしました。

はっきり言葉が言えるように、 アナウンサーがやるような発音練習と早口言葉もやりました。

これも練習あるのみの科目だからたくさん絵本や昔話を読みましたよ。

 

まとめ

社会人になって保育士資格を受験するとなると、限られた時間で勉強しなくちゃいけないです。

それなりの費用もかかって、3年間で合格できるか不安で途中で何度も挫折し投げ出したくなりました。

 

1年目の試験の時ですが、受験生の人と話をする機会がありました。

私よりも年上の人もたくさんいて皆さんと一生懸命で熱心ですごく刺激を受けたり、一緒に勉強していた友人が先に合格して励まされたりして頑張ってきました。

 

また、子供のことを学んで一緒に遊びたい、将来のために資格があれば安心する、自分も最後まで頑張りたいという気持ちを何度も奮い立たせて資格取得できたと思います。

自分で勉強したり、ピアノや絵画教室に通う意外にもいろいろ体験もしましたよ。

保育所指針や問題集にある子供のことについて、実際どうなんだろうと思い児童養護施設へボランティアに行きました。

心理学を学んでいる友人に相談したら箱庭療法とかの先生を紹介してもらい実際に体験もしました。

あとはリトミックの体験教室に行ったり子供に関することは出来るだけ参加して行きました。

 

子供支援コーナーとか、 区役所や市役所や地域の施設に行くといろんなイベントやボランテイア募集の案内があるので一度のぞいて見てください。

今思うと、保育士資格の勉強はとてもきつかったけど、念願の保育所の免状を手にした時は嬉しかったし、 保育士として働けた時は感動しました。

悩んだ時は保育士として働く自分を想像して、1日1日頑張って行きましょう!

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