どんな仕事においてもストレスはつきものです。
そんな中でも幼稚園教諭という職業は特殊な仕事ですよね。
幼稚園教諭という職業はどんな面でどんなストレスを溜めやすいのでしょうか。
今回はこのストレスについてまとめていきましょう!
保育がうまくいかない!!
子ども相手の仕事なので、計画通りにいかないことしばしば。
うまく興味をひけなかったり、うまく伝わらなかったりしてしまうと余裕がなくなってつい怒ってしまったりしまいます。
それでまた反省したり、どう保育しようか悩んむこともあるでしょう。
もちろん、子どものために色々考えることは保育者として当然なことですが、時にはそれを抱えすぎてストレスになってしまいかねません。
園の決まりが多すぎる
服装や化粧髪型、髪色が決まっている園は多いです。
保育中の服装はまだしも出勤着まで、こういうのはダメと掲げているところも。
園のよっては保育のやり方もきっちり決まっていて、そのやり方からはみ出るととても怒られます。
結局、怒られないようにやらなきゃ…という気持ちが強くなると自分らしい保育ができなくなり楽しくありません。
また女社会ならではの暗黙のルールも結構あるので、面倒でしょう。
人間関係
幼稚園教諭は女社会です。
やはり、人間関係は複雑になりがちですから、どうしても気を遣わなければなりません。
例えば、ボスのような存在に嫌われないようにうまく話乗らなければいけなかったり、へんに派閥ができてしまいやりづらいことも。 こっちの先輩とあっちの先輩の言ってることが違うけどどっちに合わせたら?!とか…。
女の人たちのコソコソ陰口も、もしかしたら自分が言われているかも。と思うだけでストレスになってしまいますよね。
また、保育のことをチクチク言ってくるような先輩がいると、保育も自分らしくできなくなり、楽しく保育ができなくなってしまいます。
後輩や実習生指導
経験が増えたからと言ってストレスが減るかというとそうでもありません。
後輩や実習生の指導を任されるようになってきます。
後輩とウマが合わなかったり、何度同じこと言っても聞いてくれなかったり態度が大きかったりと気になること出てくるでしょう。
そうなると、普段の仕事以外にも悩むことが増えストレスになってしまいます。
新卒の後輩ですと、自分でやった方が早いのに…と思ってしまうようなこともありイライラしてしまうこともあるでしょう。
実習生の場合、指導案添削もあるため、仕事量が増えるのが悩みどころとなります。
また、毎日自分の保育を見られているというプレッシャーも感じなければなりません。
保護者との関係
モンスターペアレントがいるクラスを持った場合、どのように穏便に話を伝えるか…色々悩むことでしょう。
頻度にもよりますが、あまりにも多いとストレスになってしまいます。
理解のある保護者ばかりだとしても、毎日お迎えで何話そう?!とか、気になる子どものことをどう話を切り出そう?!とか…出てくるものです。
責任の重さ
1人担任となるとクラスで起きたことは自分の責任になります。
1人で30人近くの命を預かっているとなると毎日緊張感が必要です。
いかに安全を見守れるかつ、楽しく保育できれるかを常に考えます。
万が一怪我をしてしまったら、そのあとの対処も問われてきます。
仕事量の多さ
仕事の量の多さはかなりストレスと言えます。
毎日遅くまで残って、休みの日も持ち帰って仕事…となると、プライベートも削られ非常にストレスになるもの。
何かと手書き、手作りが多い仕事なので、必然的に時間がかかってしまうのです。
書くのが苦手な人にとっては書類は苦痛ですし、計画を立てるのが苦手な人にとっては保育案を立てるのが苦痛でしょう。
余談ですが、私はピアノが大大大大大の苦手なのに幼稚園教諭になってしまった人間だったので、ピアノの練習がストレスでした。
他の仕事もあるのに練習する暇なんてないし、やっとなんとか形になってきたところで次の次の曲が来るループでした(笑)
更に給料も安いとなると、モチベーションが上がらなくなってしまいます。
どうやって発散する?
以上、たくさんストレスの根源になりうるものをあげてみました。
これらは、乗り越えなければならない困難であってこれを乗り越えてこそ、やりがいと達成感が味わえるのです。
とは言え、このままでは続けるのが辛くなってしまいます。
持ち帰りの仕事が多くても、忘れる時間を作るのが大切!
仕事以外の趣味や、楽しみを持てるようにしましょう!
やはり、休みの日はキッチリ切り替えてリフレッシュするという人が多いようです。
歌うのが好きであればカラオケで思いっきり歌ってもよし!好きなアーティストのコンサートに行くのでもよし!
とことん、ゴロゴロするのもよし!
マッサージに行くのもよし!
某パークに行って癒されるのもよし!
とにかく無我夢中で仕事を考えない時間を持てると気持ちが軽くなるでしょう!
ほかには、話せる相手を見つけましょう!
とにかくどんな些細なことも愚痴れる味方がいることは大事です!
親でも友達でも恋人でも構いません。
気にせずに話せる人を作りましょう。
関係性が分かっている同僚に話すのは楽ですが、どこで誰に漏れるかわからないリスクがあるので、やめておくのが無難です。
最後に
決して子どもに当たらないようにだけ気をつけましょう。
人間ですから時には子どもに当たりたくなる気持ちも分かります。
けれど指導者としてそこだけはどうしてもやらないように意識してほしいです!
ストレスはどうしても避けられないものですが、できるだけ負担が少ない方が良いですよね。
いろんな発散を試しても耐えられない時は無理せず、転職を考えてみるのも手です。
別の幼稚園に行くだけでもストレスの度合いが変わって来るかもしれません。