幼稚園教諭には、担任、副担任、フリー という3つの所属がある場合が多いです。
副担任はない幼稚園でもフリー教諭は必ずいるはず。
担任は自分のクラスがあり、副担任も担任のいるクラスの補佐としてクラスに所属します。
フリー教諭は、クラスに所属しません。
基本的には職員室で待機、必要な時クラスの補佐に入るという感じです。
4月は年少が落ち着かないためしょっちゅう手伝いに行くことになります。
着替えや排泄など担任がフォローしきれないところさりげなく補佐する必要があります。
他にも1人担任のところで、トラブルなど起きてでも全体を進めなければならない時、その子の対応をお願いされたりするでしょう。
保育に入らない時は、園バスの添乗や、掃除、制作物の準備や、事務の先生のお手伝いをすることが多いです。
お弁当もほとんど職員室で食べることになります。
行事の手伝いも看板を作ったりなどの補佐が多くなります。
ときには、担任が体調不良等で休んだクラスに担任として入ることもあります。
私のいた園では、フリー教諭は1度担任経験があり、結婚や出産で担任をおりたいという人がフリーになっていました。
クラスを持つよりも個人の仕事が少ないですし、時間に融通が利きやすいからです。
園によっては、新人がフリーなこともあります。
幼稚園教諭のフリー教諭の悩みとは?
フリー教諭は全体を見れないとなかなか動けなかったりします。
トラブルなどでここをお願いしますと言われ短時間のみ入る場合はいいのですが、全体的に保育の補佐に入るとなると自分でこうした方がいいかもと考えて動ける人が助かるのが担任の本音でしょう。
そのため新人でフリーとなるとまず流れを把握が大変です。
クラスや先生ごとで進め方や言うことが変わってくるので戸惑うこともたくさんあるでしょう。
またクラスの子の特徴を把握できていないた、どのような声かけをしたらいいかわからなかったり、その補助でよかったのか?というのも聞くタイミングがなく…といのフリー教諭の悩みでしょう。
そして自分のクラスではないのでやはり子どもに思い入れを持ちにくいかもしれません。
疎外感のような感情も持つ人もいます。
自分のやりたい保育ができないのが悩みどころと言えます。
クラスを持った経験がある方もベテランの結局みんなをまとめることができなく、なんとなく物足りなく感じることもあるかもしれませんね。
あくまで補助となると、そのクラスに合わせるというのが当たり前になります。
達成感をやりがいと思う場合は感じにくい点です。
また頻繁にはないことですが、担任の休みの時に1日メインで保育をするとなると少し焦ってしまうこともあるかもしれません。
フリー教諭のメリットとは?
もちろんメリットもあります。
沢山のクラスの子どもたちと関わることができき、子どもと個々の関わりが密にできます。
学年も様々で各学年の子どもたちの発達を理解することができます。
全体をまとめなくてはという焦りなく、子ども1人1人に合わせて余裕を持って接することができるときもあるでしょう。
新人であれば、様々な先生方の保育を見ることができますし、全体見る力が養われます!
行事も第三者的に参加することで全体の流れが分かります。
フリーを経験して担任になるのはいい経験でしょう。
また担任を経験してフリーを希望した場合も、時間の融通が利きやすいですし、担任の経験があるからこそ、ここを手伝うべき!がわかってくるものです。
まとめ
フリー教諭はかなり、大切な存在です。
担任を経験すると感じます。
困ったとき助けてくれるポジションなのです。
いてくれるから安心して保育ができるというわけです。
たまに入るからって気を負わず自分らしい声かけで子どもたちに接してあげられるといいですね。