幼稚園教諭の3つの資格について
幼稚園教諭の免許には3種類あります。その取得方法について説明します。
幼稚園教諭として働くには『幼稚園教諭の免許状』を取得しなければなりません。教職課程のある学校を卒業する事で、卒業と同時に取得する事ができます。
つまり、取得する単位の数や内容・学校によって取得できる免許状が決まっているという事です。
〈幼稚園教諭専修免許状〉修士の学位を有する事
教職課程のある大学院を卒業すると所得できる免許状です。
幼児教育において、大変興味がありより深く学び、研究したいと思う方向けです。大学卒業後、さらに専門知識を学んでいきます。
〈幼稚園教諭1種免許状〉学資の学位を有する事
教職課程のある大学を卒業することで取得できる免許状です。
短期大学より単位の数が多くなります。
幼児教育以外の事も学んでいきますから、将来一般企業で働きたい方や、まだ進路を迷っている方は大学に通いながらも自分の進路と向き合い、決める事ができるでしょう。
〈幼稚園教諭2種免許状〉短期大学士の学位を有する事
教職課程のある短期大学、又は幼児教育の専門学校で所得できる免許状です。
現在、幼稚園教諭として働く方のほとんどがこの資格を取得しています。
短期大学や専門学校は2年間で単位を取得できるので、最も幼稚園教諭に近道であるのがその理由だと思います。
幼稚園教諭1種と2種の違い
取得課程は様々ですが、幼稚園教諭として働くにはほとんど変わりはありません。
現場で働く多くの先生は幼稚園教諭2種免許です。ただ、幼稚園教諭1種免許を取得していると幼稚園経営ができます。
給与に関しては、1種と2種で変わるところもあれば変わらない幼稚園もあります。変わるところでは初任給で1万から2万円程度だと思います。
また、短期大学卒業後に大学へ編入し、幼稚園教諭1種免許を取得する方もいますし、社会に出たあとに、より多くを学びたいと思い、教職大学院へ行かれる方もいます。
幼稚園教諭になり、実際に働くと経験の大切さが身にしみてわかります。
2種免許を取得する方が多いのも、早く多くの経験を積みたいという気持ちがあるからかもしれないですね。
また、将来自分が目指す目的でも取得方法が変わっていくのではないでしょうか。
学校に長く通えば、授業料もかかりますし、経験を積むのにも同じ年の方よりも遅くなります。
しかしその分、より学べますし、取得できる免許状はより高度です。メリット・デメリットの点ではお分かりだと思います
幼稚園教諭2種から1種への切り替え
上記にも記しましたが、2種免許状を取得後に一種免許を更に取得したい場合の方法についてです。
〈幼稚園教諭2種を取得した後に1種免許に切り替える方法〉
幼稚園教諭一種免許状を取得可能な大学、又は通信教育課程にて“教職に関する科目の単位”を取得する事で切り替えが可能になります。
また、良好な在職経験によって軽減される単位もあります。