もしかしたら、幼稚園の先生は子どもたちと遊んでいればいいから楽しそうと思っている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
常に子どもたちに気を配らないとダメですし、保護者、周りの先生達にも気を配らなければなりません。
楽しい時や、叱る時でもメリハリを持って接しなければなりません。
でも、一年通してクラスを見ていくことはそれ以上に達成感があります。
幼稚園教諭は子どもがいない時間にはどんなことをしているのか…という疑問もあるかと思いますので、ある幼稚園での仕事を見てみましょう!
もちろん各園それぞれに違いはありますので参考程度に見てくださいね。
朝の出勤時
まず、朝出勤して子どもが来るまでは、子どもの受け入れ準備として掃除をします。また保育準備の最終確認をします。
子ども登園受け入れ
子どもたちの支度、遊びへの声かけをします。一斉活動では楽しんで取り組めるように指導していきます。
子どものいる間は、全体に気を配り常に声かけを意識します。子ども同士のトラブルは両方の気持ちを汲み取り、納得の行けるように話をし解決していきます。
基本的生活習慣の指導では、ものの正しい使い方、言葉遣い、遊びの発展への指導など気を休むことなく行います。
降園の際は保護者と1日の出来事についてお話ししてさようならをします。
降園後
子どもが降園した後も休まる暇もなく仕事をします。
保育準備
画用紙、折り紙など使うものの準備
名札に名前書き、導入に使うもの、絵本の名前書きなど。
壁面や製作物の装飾準備
保育雑誌を見て、型紙コピーし画用紙とホッチキスで留めどんどんと切るのが効率的かと思います!
週案、行事の打ち合わせ
1週間ごとの保育の計画を作成したり、行事の打ち合わせをやります。
シールブックのコメント
月一回出欠のシールブックを集めます。
出欠のシールがあっているかと出席日数を確認し記録します。
ひとりひとりコメントを書いて返します。
お誕生日のプレゼント
お誕生日にあげるものはそれぞれ違うと思われますが、完全に手作りだったり、市販のものに手を加えたりと様々です。
行事の準備
踊りや競技内容を決めたりします。
作品展も作るものの準備の他に展示のための準備もします。
発表会の台本、音楽、小道具、壁面、衣装の準備
衣装も園でそれぞれ違うのですが、私の園は先生が手作りなので30人分用意しました。
カリキュラム
学年で決まっているので内容をおろされるパターンと各クラスごとに決めるパターンと各園それぞれです。それにそって指導案や週案など書く場合もあります。
指導要録
3月に子どもの様子を引き継ぐために書くものです。
園によって用紙が違い書く量は変わりますが、1年間の様子をみて、できるようになったことや、子ども同士の関わりや伸ばしてほしいこと配慮してほしいことをまとめます。
面談や懇談会もありますので、4月からできる限りノートなどにまとめておくことをおすすめします。
新学期の準備
名札(ロッカー、机、タオルかけなどの名札もあります)、誕生表、誕生ケーキ、日めくりカレンダー、お当番のバッチなど準備があります。
職員室でのコミュニケーション
意外と大切で、クラスの様子を他のクラスの先生に伝えたり、さりげなく子どもへの困っていることを相談したりしていくと良いでしょう。
まとめ
大体このような形で仕事をしています。いかがでしょうか?
子どもたちとの時間だけではなくこのように準備や打ち合わせにも追われます。
決して簡単な仕事ではありません。
ですが、子どもたちが過ごしやすいように少しでもよくなれるように努力をしていくことが必要です。
この部分はなかなか外部の人には見えませんが、とても大切なことです。